『朝日』の記事;
モスク、特に
スイス、モスク尖塔の建設禁止可決へ 政府は困惑2009年11月30日1時8分
【パリ=国末憲人】スイスで29日、イスラム教モスクのミナレット(尖塔=せんとう)建設を国内で禁止する憲法改正案の是非を問う国民投票があり、大方の予想を覆して禁止賛成が多数を占めて可決された。「イスラム化」の不安をあおった右翼勢力の運動が功を奏した形で、政府には大きな痛手。イスラム諸国の反発が予想される。
投票は正午(日本時間午後8時)に締め切られて即日開票され、政府の暫定集計によると、賛成が57.5%を占めた。事前の世論調査では反対が優勢だっただけに、驚きを持って受け止められた。反対多数は仏語圏ジュネーブなど一部にとどまり、右翼勢力が浸透しているドイツ語圏などで賛成が広く優位に立った。
この結果に、政府内では「デンマーク紙が預言者ムハンマドの風刺画を掲載してイスラム諸国の反発を招いた事件の再来となるのでは」との懸念も出ているという。ミナレット建設禁止に反対してきた緑の党は、この結果を不服として欧州人権裁判所に訴える方針を表明した。
スイス・イスラム教組織調整会のアフシャール代表はTSRテレビで失望を表明。「ミナレットが建設できないのが問題ではない。スイスはイスラム教社会を受け入れない、というサインを突きつけられたことが悲しい」と述べた。
今回の国民投票は、移民規制などを訴えてきた右翼的傾向が強い国民党が主導。ミナレット建設阻止キャンペーンを展開した。同党幹部は「当然の結果だ。イスラム教諸国は感情的に反発するかも知れないが、心配するに及ばない」と述べた。
スイスでは近年、労働力不足に伴って移民が急増。イスラム教徒は35万〜40万人とされる。
http://www.asahi.com/international/update/1130/TKY200911290302.html
それから、瑞西では仏蘭西語圏よりも独逸語圏の方が右傾化が進んでいるのか。