古森義久on 「子ども手当」

http://komoriy.iza.ne.jp/blog/entry/1273827 (cited in http://benli.cocolog-nifty.com/la_causette/2009/10/post-8fd3.html


3K新聞の古森義久氏が米国の華盛頓特別区から「子ども手当*1批判を発信。これに対しては小倉秀夫氏のコメンタリーは略妥当だろうとは思う。軽く驚いたのは、古森義久氏が格差社会を憂う平等主義者、また国家権力のプライヴァシーへの介入に抗するリベラリストとして振る舞っていることだ。ところで、2007年の1月に厚生労働大臣だった柳沢伯夫が「産む機械」発言というのをして世の中を騒がせたことがあったが*2、古森氏がそのときどんなスタンスを採ったのかは興味津々。そのとき、柳沢伯夫を擁護した人の多くは(古森氏の言葉を使えば)「人間が子どもを生むこと、育てることに、国家権力が踏み込み、その基本の判断を決めるという思考」を肯定する態度を示していた*3
さて、古森氏曰く、


子ども手当はそもそも子ども自身に与えられる資金でさえありません。子どもの親に与えられるのです。そのカネが本当に「子育て」に使われるのか。父親のパチンコ代や飲み代にはならないのか。母親のエステ代にはならないのか。
「パチンコ代や飲み代」、「エステ代」に産経新聞購読料も付け加えるべきだと思う人も多いのでは?
古森氏やその支持者が(ヘテロの男性の場合は)自分の性器を切断することによって「子ども手当」の受給対象者になることを拒否するということを示せば、けっこう盛り上がるだろう。そうすれば、「子ども手当」が〈少子化対策〉に無効果・逆効果であることを身体を張って証明することにもなる。