陰謀理論とか天気とか

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石川県で劇団をやっている方で、(多分)植草一秀*1主義者(笑)。
自民党が投票日に向けて、インフルエンザ・ウィルスをばらまくとか。さらにこの方の妄想には人工地震まで登場する。
この陰謀理論に満ちた脳髄を別の仕方で活用すれば、演劇方面で成功し、野田秀樹なみの名声を博することもあるのかも知れない。その方向で努力するよう、命令的に勧告すべきだろう(といっても、この方の劇団がどういうものなのか全然わからないのだが)。
陰謀論は隅に蹴飛ばして、メディアでは民主党優勢が伝えられている。上海の『東方早報』では数日前から、「日本の再維新」(平仮名の「の」は原文)というタイトルで東京発の数頁に亙る記事を連日掲載しており、25日付けでは、藤末健三民主党青年局局長がインタヴューに答えて、後世の人には「平成維新」と形容してもらいたいと述べている。
ただ、政治に無関心だったり、関心が弱い人も少なくないわけで、そういう人にとっては、事前の民主党優勢の情報は投票に行くモティヴェーションを削ぐものとして機能するかも知れない。特に、当日の天気が雨だったりしたら、面倒くさいぜということで、投票に行かないかも知れない。人工的に雨をコントロールすることは現在かなり容易く、北京オリンピックでも用いられた。陰謀理論として思いつくなら、まずこっちの方だろう。ただ、北京オリンピックの場合は局所的であり、例えば中国全土で行われたわけではない。日本全土でヘリコプターや小型飛行機のチャーターをどうするのかとか、そのために必要なパイロット免許を持つ工作員をどう確保するのかということを考えれば、雨陰謀論は全く現実性に欠けるということは直ぐにわかる。また、投票率が下がれば、一般的に考えて、基礎的な組織票を押さえている党派が有利になるわけだが、自民党の場合、医師会のような自民党を支持してきた団体が反旗を翻していると伝えられており、投票率が下がっても自民党に有利になるとは限らない。また、この時期、北朝鮮の火遊びという神風が吹く可能性も殆どない*2。まあ、晴れたら晴れたで、遊びに出かけて、投票には行かないという人が増えるという可能性もあるわけで、天気が投票率、さらには選挙の結果に影響することはたしかだとしても、それが如何様に影響するのかはわからないというのが穏当なところだろう。