『小團圓』簡体字版売切れ

承前*1

石剣峰「《小團圓》10万冊不夠 下週加印」『東方早報』2009年4月10日


張愛玲の『小團圓』の簡体字版が4月9日に売り出され、版元では10万部印刷したものの、即日売切れのようである。上海の季風書園*2では半日に100部以上、上海書城では300部以上売れたが、これは『ハリー・ポッター』以来のことであるという。
また、台湾の皇冠出版社では遅くとも張愛玲の15回目の命日である9月8日までに、張愛玲が英語で書いた(未刊の)「自伝小説」、The Book of Change(『易経』)の英語版と中国語訳を同時に刊行する予定であるという。これは1960年代に書かれ、『小團圓』の「前身」「原型」であるとされる。

TVのニュースを視ていたら、『小團圓』は正規版と同時に海賊版も既に売り出されている。

土曜日は復活祭(イースター)。近所の徐家匯天主教堂(St. Ignatius’ Cathedral)でイースターのミサを見学。