「オプト・アウト」

承前*1

http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20080930#1222709959


落合洋司氏曰く、


例えば、不要自転車を集めて有効活用する目的で、あちらこちらに置いてある自転車を、所有や占有が放棄されているかどうかわからないものも含め一切合財トラックに積んで運び去り、「返してほしい人は言ってくれ」などと呼びかけるような「オプト・アウト」方式をとれば、いくら、その方法がベストであり現実的で効率的な方法を模索している、などと言い張っても、窃盗罪で検挙される可能性がかなり高いでしょう。ストリートビューがやっていることには、それと本質的に変わらない面があると思います。
「オプト・アウト」という言葉についてはかなり納得。
また、

ストリートビューが、ユーチューブやインターネットオークション等のサービスと本質的に異なるのは、後者においては、問題ある(権利侵害等の)コンテンツをアップロードするのはあくまでユーザーであり、サイト管理者としては、インターネットの本質上、知らないまま問題あるコンテンツがアップされる、ということを完全には排除できないのに対し、前者では、問題あるコンテンツ(全体の中ではごく一部であっても)をアップロードしているのは、サイト管理者自身であり、「知らないままアップロードされたものは、後から知ってからでしか削除できない。」という弁解が、そもそも成り立ちようがないという法的性質を持っていることでしょう。

そういった、自らが発信する情報の適法性、妥当性については、情報発信者自らが適法性、妥当性について責任を持つ、問題があれば責任をとる、ということについて、異論が生じる余地はないと思います。

という箇所もメモしておく。