釜山料理など

土曜日は家の近くのPankooという店で夕食を食べる。ここは〈韓国〉ではなく「釜山料理」を名乗っている。私は朝鮮半島における料理の地域的差異については、例えば唐辛子は日本を通じて伝わったので南の方が味は辣であるらしいとか、冷麺はそもそも平壌辺りが本場であるらしいとかという知識しかない。メニューを見たら、海鮮系が多いようである。これって、「釜山」の特徴なのか。妻が今日は肉は食べたくないというので、焼肉は食べず、魚を食べることにして、中国語表記で「馬鮫魚」、英語表記でmackerel pikeという魚の塩焼きを頼んだ。今調べたら、mackerel pikeとは秋刀魚のことであるという*1。しかし、中国語でも秋刀魚は秋刀魚であるし、食べた魚は白身で、しかしながら平目や鰈のような柔らかみはなく、第一秋刀魚のような脂っけはまったくなかった。つまり、秋刀魚であるとは信じ難い。あと、勿論チジミ(海鮮葱餅)とかを注文し、またCassという韓国の麦酒*2を呑んだ。この麦酒、味が超淡かった。韓国人の麦酒の好みってこんな感じなのか。
日曜日は落語を聞きにいく。笑福亭生喬師匠。実は今まで生で聞いた落語は全て江戸落語で、上方落語を生で聞くのはこれが初めて。上海在住の日本人藝人、ねんど大介さんもゲスト出演。その後、愚園路で〈蘭州拉麺〉の店に入り、牛肉拉麺と牛肉餃子と土豆の炒め物。店で働く回族の兄ちゃんの愛想がよかったのが印象的だった。