馬毅達「北京奧組委調査童工指控」『東方早報』2007年６月13日
馬毅達「国際奧委会相当関注」『東方早報』2007年６月13日
国際的な「労工権益組織」Playfair Alliance（「公平聯盟」）が中国の４社が手袋、バッグ、帽子などの「オリンピック記念品」を、12歳を含む児童労働を使って製造していると告発した。
指摘されたのは、「利奇文教用品有限公司（Le Ki Stationary Co.）」、「飛達帽業控股有限公司（Mainland Headwear Holdings Ltd）」、「意高皮革製品有限公司（Eagle Leather Products）」、「裕栄昌軽工製品有限公司（Yue Wing Cheong Light Products）」の４社。「利奇文教用品有限公司」は広東省東莞と蘇州に工場があり、台湾の「欣致企業集団」の子会社。「飛達帽業控股有限公司」は香港で上場している企業*1。深zhenと東莞に工場あり。「意高皮革製品有限公司」は香港に本社を置き、東莞を「生産基地」としている。「裕栄昌軽工製品有限公司」は米国に本社を置く香港系企業。
Playfair Allianceによると、或る工場では学校が休みの期間に子どもを雇い、労働時間は朝７時30分から夜10時30分まで。成人と同じ労働でありながら、法定最低賃金の半分しか支払われていなかったという。
名指しされた４社は、BBC及び『東方早報』の取材に対して、告発された事実を否定しているという。但し、「利奇文教用品有限公司」と「飛達帽業控股有限公司」はBBCによる労働者へのインタヴューを拒否している。
記事は、もし事実であれば契約を取り消すという北京オリンピック組織委員会のコメント、また謝良敏「中国全国総工会法律工作部副部長」と泰剛「中国外交部発言人」のコメントを付す。
See also http://www.breitbart.com/article.php?id=D8PMD1M80&show_article=1&cat=0
また、中国の「死刑制度」に関して、http://d.hatena.ne.jp/good2nd/20070613/1181744246をマークしておく。
*1:この告発により、株価が1.57％下がったという。
