上海商人PRADAを買収?

宦艶紅、陸麗亜「普拉達否認上海商人陸強入股」『東方早報』2010年7月14日


7月12日に中国商人・陸強がPrada SpAの株式の13%を獲得したというニュースが流れたが、13日にプラダ側はそれを事実無根として否認。プラダは同族企業であり、株式の95%近くをプラダ一族が所有しており、赤の他人が大量の株式を取得することはできない。
陸強の説明によれば、金融危機以来ヨーロッパのラグジュアリー・ブランドの経営は悪化しており、かなりの資産が銀行の抵当に入っている。彼は露西亜とサウディ・アラビアの投資ファンドと共同で買収計画を立て、買収資金のうち25%を出資しているという。また、ヨーロッパ企業は中国人を差別しており、プラダ時価より高い株価をふっかけたともいっている。
35歳の陸強は、上海でFoxtownというアウトレット・モールを運営する「上海富各斯実業有限公司」の「総裁」。2004年に瑞西のFoxtownという会社がそのロゴが商標権侵害だとして、同社を上海第一中級人民法院に告訴し、2007年に陸強は敗訴している。