香蕉陰謀

 ZHANG Liuhao “Banana conspiracy revealed” Shanghai Daily 4 June 2007


玉蜀黍、豚肉、卵などの他の農産品価格が上昇傾向にある中、海南島のバナナ栽培農民は今年4月以来のバナナ価格の下落に打ちひしがれている。或る農民によれば、バナナの相場は昨年の10分の1になってしまった。その主要な原因として考えられているのは、ケータイのスパム・メイルを通して、バナナの収穫期である4月に”a rumor that a virus similar to SARS was found in a banana from the southern island”が広まったことである。このスパムは海南島でよりも、北京や上海を含む中国の大都市で多く受信されたという。海南島のバナナの85%は中国大陸市場に向けて出荷されている。現地の農業関係者はこれが「陰謀」であると信じており、海南省農業局では公安局に捜査を要請している。