マネキン

『朝日』の記事;


マネキンを持ち帰ろうとした容疑、男逮捕 福岡
2006年09月02日08時51分

 通りがかりに目にした和装のマネキンに「一目ぼれ」した男(33)が自宅に持ち帰ろうとして福岡県警に窃盗未遂などの容疑で逮捕されていたことが分かった。


 福岡県前原市に住む無職の男は市内の公民館で8月上旬、和服姿の清楚(せいそ)なマネキンを見かけ、心奪われた。8月29日未明、2階から侵入し「彼女」のいる1階へ直行。

 「きれいだ」。警報器にも気づかず間もなく御用。我に返っての釈明は「近くで見ると不気味だったし、思いのほか重くて持ち帰るのはやめたのだが……」。
http://www.asahi.com/national/update/0902/SEB200609010018.html

オリジナルの記事には「一目ぼれ」された「マネキン」の写真もあるのだが、蓼食う虫も好き好きという言葉もあり、論評は避けた方がいいだろう。
マネキンといえば、たしかブライアン・フェリーもマネキンへの愛を歌っていたし、〈生身ではない〉女への愛というと、シーナ&ザ・ロケッツの「Pin-up Baby Blues」とかJ. Geils Bandの”Centerfold”*1もあるし、誰だって、いいなと思ったポスターを盗んだことはある筈で、そういうことと大して変わらない。違っているのは、盗もうとしたのが紙ではなく、三次元のものだったということだ。にもかかわらず、こんなことを記事にしたのは、最後のオチを読んで欲しかったからか。
「思いのほか重くて」ということだが、マネキンは重くはないけど、そのままでは運びにくい。手足が何時取れるかわからないから。といっても、マネキンを盗んだことがあるわけではない。昔、マネキンとかを設置したり・片付けたりするアルバイトをしたことがあるだけ。
そういえば、みうらじゅんも昔ゴジラのフィギュアを盗んだことなかったっけ?