北朝鮮ミサイル

『読売』の記事;


北朝鮮、ミサイル6発を発射…テポドン2号は失敗か



 北朝鮮は5日午前3時30分過ぎから8時過ぎにかけて、計6発の弾道ミサイルを発射した。

 いずれも数分後、日本の沿岸から数百キロ離れた日本海に着弾した。

 このうち1発は、弾道ミサイルテポドン2号」(射程3500〜6000キロ)と見られる。

 政府は日本の安全を脅かす重大な問題だとし、北朝鮮に抗議するとともに、制裁措置として、北朝鮮の貨客船万景峰(マンギョンボン)号の入港を5日から半年間禁止する措置を決めた。日米両国政府はこの問題を付託するため、国連安全保障理事会の早期開催を要請する。

 防衛庁によると、6発のミサイルは、5日午前3時32分から8時17分の間に順次、発射された。このうち、テポドン2号と見られる3発目は、午前4時59分に北朝鮮北東部の舞水端里(ムスダンリ)のテポドン発射基地から発射され、新潟県の北北西約500キロに着弾した。
(読売新聞) - 7月5日13時24分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060705-00000004-yom-pol

既に〈7発目〉も発射されたらしい。また、露西亜情報や韓国情報によれば、発射は10発;

北ミサイル、発射はICBM級10発か…露軍参謀総長

 【モスクワ=古本朗】ロシア軍参謀総長のユーリー・バルエフスキー上級大将は5日、北朝鮮による日本時間同日未明から早朝にかけてのミサイル発射について、日本政府発表の6発ではなく、「10発だったとのデータもある」と明らかにした。

 シベリア南東部チタ州での記者会見で語ったもので、インターファクス通信が伝えた。

 バルエフスキー氏は、露軍がミサイル追跡システムにより発射を監視していた、と説明。発射されたミサイルの飛距離性能については「露軍の監視システムのデータを入手しなければ言えない」としながらも、「すべて大陸間弾道弾(ICBM)級だったとのデータもある」と述べた。
(読売新聞) - 7月5日19時38分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060705-00000114-yom-int


韓国の情報当局高官「発射したミサイルは10発」

 【ソウル=平野真一】聯合ニュースによると、韓国の情報当局高官は5日、北朝鮮が同日発射したミサイルは計10発だと述べた。

 この10発は、長距離ミサイル「テポドン」、中距離ミサイル「ノドン」、短距離ミサイル「スカッド」だという。

 同高官は「北朝鮮のミサイル部隊は相互連動体制を取っており、各種ミサイルを同時に発射できる」と述べるとともに、「6月にテポドン2号発射(準備)の動きがあった時、スカッド、ノドン各ミサイル基地でも発射の動きを見せていた」と指摘した。
(読売新聞) - 7月5日11時9分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060705-00000108-yom-int&kz=int

今日は中国の新聞はチェックしていないが、『毎日』によれば;

北朝鮮ミサイル>中国の影響力低下? 深刻に受け止め

 【北京・飯田和郎】北朝鮮テポドン2号を発射したことで、中国に対して北朝鮮への影響力行使を求めてきた米国の対中圧力が今後、強まりそうだ。北朝鮮問題をめぐりこの半年間、中国が展開してきた首脳外交の成果が傷つくことにもなりかねず、中国当局は事態を深刻に受け止めている。
 「北朝鮮に『この(テポドン2号発射)問題で、非常に大きな関心を持っている』と伝えてきた。このようなことになって遺憾だ」
 中国共産党の李軍・対外連絡部第2局長は5日、民主党小沢一郎代表にこう語った。北朝鮮と太いパイプを持つ李・第2局長の発言は、中国の強い失望感を示している。
 胡錦濤国家主席は4月、ワシントンでブッシュ大統領と会談した際、イランの核問題とともに、北朝鮮の核問題の重要性を改めて指摘し、大統領に柔軟な対応を求めた。
 中国は1月、訪中した北朝鮮金正日(キムジョンイル)総書記を経済先進地・広東省に案内した。金総書記帰国後、北朝鮮高官が次々と同じコースを視察するなど、北朝鮮への「指導」が効果を発揮し始めたと評価していた。
 中国には北朝鮮の経済的自立こそが、地域の安定につながり、北朝鮮に対する日米両国の評価の変化につながるとの読みがあった。
 しかし、テポドン2号発射を阻止できなかったため、今後、中国の北朝鮮への影響力低下を指摘する声が米国などから噴出する可能性がある。
 ただ、北朝鮮への強硬姿勢は北朝鮮を追い込む恐れもあるだけに、中国は慎重な対応を迫られる。回良玉副首相が10〜15日、「中朝友好協力相互援助条約」締結45周年記念行事参加のため、訪朝する予定で、北朝鮮当局に対して硬軟両面の働きかけをするとみられる。
毎日新聞) - 7月5日19時21分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060705-00000104-mai-int

しかしながら、海外在住者としては、

115円台前半=ミサイル発射で円売り−シドニー外為

 【シドニー5日時事】5日のシドニー外国為替市場の円相場は、北朝鮮のミサイル発射を受けて下落し、午前8時半(日本時間同7時半)現在は1ドル=115円05〜15銭で取引された。ミサイル発射前は114円台半ばで推移していた。 
時事通信) - 7月5日9時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060705-00000019-jij-int

というニュースの方が気がかりではあります。