黒木和雄

『毎日』の記事なり;


訃報 黒木和雄さん75歳=「父と暮せば」などの映画監督

 
 戦争レクイエム3部作や「祭りの準備」などで知られる映画監督の黒木和雄(くろき・かずお)さんが12日、脳こうそくのため東京都内の病院で死去した。75歳。葬儀の日取り、喪主は未定。自宅は非公表。
 宮崎県出身。岩波映画をへて、62年フリーに。記録映画を撮った後、66年に「とべない沈黙」で劇映画に進出。戦争体験を原点に、戦後社会への危機感を訴え続けた。原爆投下前日の長崎を描いた「TOMORROW/明日」(88年)、自身の旧制中学時代をモデルにした「美しい夏キリシマ」(02年)、原爆投下から3年後の広島の親子を描いた「父と暮せば」(04年)の戦争レクイエム3部作を作り上げ、「父と暮せば」で「第59回毎日映画コンクール」監督賞を受賞。8月公開予定の「紙屋悦子の青春」が遺作となった。
毎日新聞) - 4月13日9時57分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060413-00000011-maip-peo