王小峰「両個日本人」『三聯生活週刊』2006年3月13日、p.105
上の記事でいう「2人の日本人」とは村上春樹と小野リサ。村上春樹が文学だけでなく、中国音楽史に多大な影響を与えているかもという話。
王氏によれば、数年前にあるChet Bakerの海賊版CDを見たところ、そのジャケットに「村上春樹最喜歓的爵士音楽家」という言葉が印刷されていたという。中国には「爵士楽的環境」はない。ジャズは中国人にとって「突然従天而降」というものだ。ジャズを中国に降らせた大元のひとつが村上春樹のテクストであるらしい――「但是、当爵士楽被転換到村上春樹的筆下、就出現了吊一種効果、随着村上的流行、爵士楽也流行了」。
小野リサ(麗莎)。中国で知られている小野リサはボサ・ノヴァをベースにしてワールド・ミュージックに向かった2000年以降の小野リサ。曰く、
如果説、村上春樹為中国文学青年普及了爵士楽、那麼、小野麗莎為中国文藝青年普及了第三世界音楽。雖然小野麗莎的歌曲中英文内容占的比例不多、但是這併没有妨碍中国聴衆対〓*1的接受。〓*2更多的時候不是一種音楽特徴、而是一種時尚的象徴。