情人節あれこれ

 14日の上海はどこも花束を持ったカップルでいっぱい。徐家匯の人出は普段の倍くらいはいっていたのでは?
 14日付けの新聞は、ヴァレンタイン・ネタの記事で埋まっていた。


2月14日、上海の街中に花束とプレゼントを抱えたカップルを見かけたが、この日はいろいろなドラマがあったようだ。

 まず、14日の上海市楊浦区機場路では、宋さんが家でボーイフレンドがくるのを今か今かと待っていた。ところが、約束の3時になってもやってこない。そこで、彼の携帯に電話しても携帯のスイッチはOFFのまま。30分がすぎても彼氏はやってこない。理由がわからない宋さんは、手首を切って自殺を図った。4時ごろになってボーイフレンドが到着、血まみれになって倒れていた宋さんは発見され、病院に運ばれたが、幸い大怪我にはならなかった。ボーイフレンドの言い訳によると、携帯が切れたのは電池がなくなったのが理由で、遅れたのは仕事の関係だったとか。

 2月13日には、地下鉄3号線漕渓路駅で、喧嘩から女性が別れたいと言い出し、その女性のことを好きだった男性が線路に飛び込み、地下鉄が6分間とまる騒ぎがあった。幸い、この男性は助け出されたが、他の乗客には迷惑も甚だしい限りである。この男性は現在公安に抑留されている。
http://www.explore.ne.jp/news/article.php3?n=2252&r=sh 

因みに、15日付の『東方早報』の忻文軻・王継偉・張凌「男子軌道三号線上演“自殺閙劇”」という記事によれば、件の男性は「拘留5天」の処分という。
 また、陳輝楠「逾1700新人昨蜂擁登記結婚」(『東方早報』2月15日)によれば、上海では、14日1日で1702組が結婚届を提出。通常の4倍であると。
 さらに、施瑩「温州私家偵探“婚外恋”調査量今激増」(『東方早報』2月14日)によれば、温州において、私立探偵への情人節当日の不倫調査依頼は通常の1月分に相当すると。