私は地理的その他の理由で行けないですが、取り敢えず掲げておきます。
どなたか、様子その他についてご報告でもいただけたら幸甚なり;
新しい質的探究研究会06年第1回研究会合のお知らせ■日時:2006年1月29日(日)13:00−
■場所:
開催場所:成城大学 731教室
(〒157-0066 東京都世田谷区成城 6-1-20)
キャンパスへのアクセス http://www.seijo.ac.jp/map/index.html
キャンパスマップ http://www.seijo.ac.jp/map/campus.html■プログラム
1.話題提供(13:00−14:00)
・司会:山本功
○杉浦郁子
「戦後日本の一般雑誌における「レズビアン」表象の変遷−「オナベ」の分節プロセス
を中心に−」
○要旨:
本報告は、戦後日本で発行された一般向けの雑誌記事の言説を分析し、「レズビアン」
に与えられてきた意味の変容を明らかにするものである。「レズビアン」というカテ
ゴリーは、1960年代に一般雑誌に登場する。それは「男性化した女性」と「女性と性行
為をする女性」をともに指す人称カテゴリーであった。男性化した女性は「オナベ」と
呼ばれており、「オナベ」は「レズビアンのタチ」と同義であったが、次第に「オナベ
のレズビアン」と「オナベ以外のレズビアン」の区別が鮮明になっていき、90年代前半
に「オナベ」の「レズビアン」からの分節が果たされる。この分節のプロセスを中心に、
「レズビアン」の表象、語法、メンバーシップの変化を辿っていく。2.テーマセッション(14:30−17:30)
・司会:酒井泰斗+苫米地伸
○「歴史・言説・構築」
<セッションの狙い>
歴史的研究における言説分析や構築主義アプローチは、固有の困難を抱えているとい
う議論がある。現在の歴史論や物語論など、従来の歴史学の実証主義への方法的批判や
反省が、そうした議論の糸口になったが、そうした認識にはどれだけの根拠があり、ま
たそうした認識からどのような調査研究の可能性が導かれるのか。今回のセッションで
は、『<社会>への知(下)』(盛山和夫他編、勁草書房)所収の赤川論文と中河論文の
方法論上の"食い違い"をめぐる対話(もしくはバトル?)を出発点にして、物語論や
エスノメソドロジーといった視点からのコメントも得つつ、歴史構築主義のエンピリカ
ルな探究をどのようにしたら健全に進めていけるのかを考えたい。(文責:中河)○話題提供者:赤川学+中河伸俊
○討論者:石井幸夫+浅野智彦・基本文献:
盛山他 2005 『〈社会〉への知/現代社会学の理論と方法(下)』勁草書房
http://d.hatena.ne.jp/asin/4326601892/niklasluhmann-22○話題提供者による応答と、全体討論
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■追記事項
●参加費等はありません。ご関心をお持ちの方は、自由にご参加ください。
●研究会のあと、打ち上げを予定しています。参加希望者は、当日会場でお申し込みく
ださい。
●本会合は、ルーマン・フォーラムおよび成城大学の南保輔研究室のご協力を得て、
開催のはこびになりました。重ねて感謝申し上げます。
●会についてのご質問、お問い合わせは、
nakagawa@hs.osakafu-u.ac.jp、072-254-9619 の中河まで。
また、当日の連絡は、090-6139-1455 苫米地あてにお願いします。