避妊薬その他

 1月3日の『東方早報』に李〓*1「誤食避孕薬、4歳女孩性早熟」という記事が載っている。上海のある婦人科病院にまだ4歳なのに右胸の膨らんだ女の子が来診したという。また、「上海市第十人民医院」で7歳にして「月経」を経験している女の子が来診しているという。これは「含有激素*2的保健品」を食したか避妊薬を誤って食べた*3かによるもの。記事によれば、上海の「性早熟問診*4」を設置している病院では、そのような症例は毎月100余例に上るという。その8割から9割を女の子が占め、女の子の発生率は男の子の4倍以上であると。また、中国全体では、「児童性早熟」の発生率は1%であるとか。児童医学の専門家は、上記の「含有激素*5的保健品」や避妊薬以外の原因として、「栄養改善、家庭生活条件優越」、「環境汚染」、「TVや映画DVD・VCDの恋愛物の性に関わる内容の刺戟」を挙げているという。それにしても、避妊薬を子どもが食べてしまうっていうのはよくあることなのですかね。

 また、同じ日の新華社配信の「電話用戸今年預計将超8億」という記事によれば、2005年に中国の電話ユーザーは7.46億戸に達したという。続いて、中国「信息産業部」の予測として、2006年中に固定電話が3000万戸、手機(ケータイ)が4800万戸増え、電話ユーザー総数は8.2億戸に達すると書かれているので、7.46億戸というのは、固定+ケータイの数字ということになる。2006年の予測通りユーザーが増えると、固定電話とケータイの普及率は、それぞれ29%と34%になるという。

 序でに、中国関係の記事をメモしておくと、ちょっと前の記事になるが、昨年12月に発生した広東省の「北江」のカドミウム汚染問題については、http://www.explore.ne.jp/feature/cadmium.html
 それから、これも去年の記事になるが、「うに」さん*6が紹介しているもの。中国の「農業税」撤廃問題;


  Xinhua
“China's legislature abolishes 2,600-year-old agricultural tax”
http://english.people.com.cn/200512/29/eng20051229_231637.html


多分に自画自賛的な記事ではあるが、2600年来の、つまり「戦国時代」以来の快挙であると。

*1:yi1。しめすへん+葦。GBにはなし。

*2:ホルモン。

*3:薬を食べるというのは、中国式日本語か。

*4:すなわち外来。

*5:ホルモン。

*6:http://eunheui.cocolog-nifty.com/blog/2005/12/post_55b3.html