2006-03-01から1日間の記事一覧

フィンランド式ってどうなの?

http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20060227/1141008207を最初書いたとき、ちょっと言及しておきたいことがあった。どうも、何かを言ったり書いたりするときには、常に言いたかったのに言うのを忘れてしまったこと、言う予定はなかったのに何故か言ってしまっ…

意味、〈まだある〉と〈もうない〉

http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20060228/1141098986にmika_kobayashiさんからコメントをいただいた。おっしゃるとおりですよね。それが意味っていうもの。meaningの語源からも分かるように、意味はそもそも〈死への反応〉。意味づけること、それは〈もうな…

CHINA IN TRANSITION

Social Researchの最新号。 Laura Millerさんからの情報なり; CHINA IN TRANSITION: A Special issue of Social Research Volume 72 No. 1 (Spring 2006) Guest Co-editor: Jean-Philippe Beja Journal editor: Arien Mack Recent years have seen China's …

滋賀の事件を巡って

承前*1 滋賀県の〈園児殺人事件〉を巡る幾つかの記事を読んで。服部正法、高橋慶浩、平野光芳「<滋賀園児殺害>鄭容疑者、農村支える「中国の嫁」」*2は、「異文化」を問題にする。ただ、私が驚いたのは、というか無知を悟ったのは、「琵琶湖と伊吹山地に囲…

新場

上海の周辺の水路が張り巡らされた古い街並みを「古鎮」或いは「水郷」としてリノヴェートして、観光地として売り出すというのはいつ頃から始まったのかはわからない。少なくとも、2003年に私が上海に滞在したときには、それらの「古鎮」は観光地として活気…

取り敢えずここを

「内田氏は「なぜ若者たちは学びから、労働から逃走するのか」というが、「学び」からの「逃走」はともかく「労働」からの「逃走」は事実としては怪しいということは既に実証されている」*1と書きましたが、これについては取り敢えず、http://d.hatena.ne.jp…

饅頭殺人事件について2つ

承前*1 〓*2迪「誰比誰無恥?」(『新世紀週刊』2006年2月20日号、p.69)は、『一個饅頭引發的血案』に対する支持の背景は『無極』に対する大衆的失望であるとする。それは「人〓*3対主流文化的懐疑和嫌悪」であると。それにしても、「当の陳凱歌はここ数年…