耳鳴りなど

承前*1

11月4日の午前4時前だったと思う。
猛烈な耳鳴りとともに目が覚めた。そして、頭は冴えているのに、身体の方はべろんべろんに酔っ払っている感じがする、しばらく(数分間)すると猛烈な吐き気が襲ってきた。耳鳴りだけなら過去にも経験がある。大きな耳くそが詰まったときとか、しかし、今回経験しているそれは過去の耳鳴りとは比べ物にならない、只管耳の騒音が静まるのを願ったが夜が明けても変わらず、また吐き気も変わらず、救急車を待つことになった、それでも、というかふらふらになりながらも、自宅の2階と1階を往復したりシャワーを浴びて髭を剃ったりすることができたが、やがて立つことも難しくなり、見る見る私のバランス(平衡感覚)は失われていった。それと平行して、耳鳴りは小さくなり(意識上からは)消えてしまった。
実はこの時点では、全員(私も家族も救急隊員も全員)誤解というか判断のミスをしていた。耳鳴りとふらつきということで、内耳関連の疾患、例えばメニエール病だと誤解したのだ。だから、当日耳鼻科関係の病院が開いていないで、取り敢えず休日でも救急患者を受け付けている病院に入院して数日したら耳鼻科のある病院に移るということになった。救急車で運ばれたY病院ではCRIを撮ったけれど、別段異常は見つからなかった。Y病院を退院したのが8日で、Y病院が紹介状を書いてくれたF病院までタクシーで行った。F病院では当然のことながら耳鼻科を受診した。そうしたら、耳鼻科の女性医師が脳の損傷を疑い、脳外科を受診するように言った。脳外科でCRIを撮り直したら、小脳部分にしっかりと梗塞が写っている! 脳外科医曰く、脳梗塞は起きて数時間だと写真に写らないという。こうして、身体のバランスの失調、ラ行のろれつの回らなさ、右手による書字の困難は小脳梗塞の後遺症ということになり、F病院へのリハビリテーション入院とあいなった。