或る番組の終わりに

ななきち所長「アタック25が終了へ。46年の歴史に幕。クイズの未来はどうなるのだ⁉ の巻」https://labo77.com/entry/2021/06/24/170852


46年間続いた『パネルクイズ アタック25*1が今年の秋で放送終了になるということが注目を集めている。
その理由は、「視聴率」、特に13~49歳の「コア視聴率」が低いためだという;


デイリー新潮取材班「「アタック25」終了でテレビ業界に大激震 次にヤバそうな2つの長寿番組」https://news.yahoo.co.jp/articles/09cc6a8c1ea9bbd222b6ba64583d11de98a95fc3


その一方で、そもそもこれが放映されている日曜の午後に13~49歳の人がTVの前にいるわけないじゃないかという意見もある;


女性自身「『アタック25』終了も若年層にシフト…局の方向性に2つの疑問」https://news.yahoo.co.jp/articles/eb6ce0ba43bfc033e17c32ffa2c0ee36e5d76fec


「クイズ」番組の終焉ということではないだろう。寧ろ「クイズ」は増殖している印象がある。また、法制度の面からも「クイズ」はなくならないと思われる。黄菊英「クイズ化するテレビ」によれば、「放送法」は放送事業者に一定の「教養番組」や「教育番組」を放送することを要求している。この義務を満たすための、ひとつの安易な手段が「クイズ」番組なのだった(pp.36-38)。また、「クイズ」的な手法は、例えば「ニュース解説」で「フリップ」にシールを貼って情報を隠し、疑問を煽りながら、シールを剥がす(ネタばらしをする)ことなど、日本のTVの全域に浸透している。

さて、ななきち所長氏曰く、

アタック25』のような視聴者参加型の番組は、昔はたくさんありましたけど、今は少ないですね。クイズ番組だと『超逆境クイズバトル!! 99人の壁』くらい。視聴者参加型の長寿番組だと、『新婚さんいらっしゃい! 』と『NHKのど自慢』だけかな。あ、『おかあさんといっしょ』がありますね(笑)。
「視聴者参加型の番組」の衰退については改めて考えなければならない。ただ、「クイズ」に関して言えば、「視聴者参加」の形式が変わったといえるかも知れない。ニュース番組や天気予報番組の中で「クイズ」が行なわれることがあるけど、その多くは視聴者がDボタンを使って回答を送信し、正解のポイントを毎日貯めていくというものだろう。