印度洋へ

朝日新聞』の記事;


ロケット長征5号の残骸がインド沖に落下 中国が発表
北京=西村大輔、ワシントン=合田禄2021年5月9日 22時00分


 中国政府の有人宇宙プロジェクト弁公室は9日、大型ロケット「長征5号」の残骸が、同日午前10時24分(日本時間同11時24分)に大気圏に再突入し、インド沖の海上に落下したと発表した*1。同弁公室によると、落下地点は北緯2・65度、東経72・47度で、「ほとんどの部品は大気圏に再突入した過程で燃え尽きた」としている。

 「長征5号」は中国独自の宇宙ステーションの中核部分を搭載し、中国南部の海南島から4月29日に打ち上げられていた。米国防総省は報道官が「ロケットはほぼ完全な形で落下してくると理解している」と指摘するなど警戒を強め、ロケットを追跡していた。

 米航空宇宙局(NASA)のビル・ネルソン長官は「宇宙で活動する国は、物体が大気圏へ再突入するとき、地球の人々や財産へのリスクを最小限にとどめ、透明性を最大限確保しなければならない。中国が宇宙ごみスペースデブリ)の取り扱いについて、責任ある基準を満たしていないのは明らかだ」と批判する声明を出した*2。(北京=西村大輔、ワシントン=合田禄)
https://www.asahi.com/articles/ASP594GNHP59UHBI00Q.html

See also


Steven Lee Myers and Kenneth Chang “China Says Debris From Its Rocket Landed Near Maldives” https://www.nytimes.com/2021/05/08/science/china-rocket-reentry-falling-long-march-5b.html
ハフポスト日本版編集部「中国ロケット残骸、インド洋に落下との情報。アメリカ軍運用のサイトは「Good night!」」https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_60976023e4b0ae3c687f5126


2018年にも、制御不能に陥った中国の宇宙ステーション「天宮1号」が大気圏再突入するという事件が起こっている*3