猊下も接種

TBSの報道;


ダライ・ラマがワクチン接種「皆も受けるべき」
7日 3時06分


 チベット仏教の最高指導者のダライ・ラマ14世が、新型コロナウイルスのワクチン接種を受けました。

 ダライ・ラマ14世は6日、亡命先のインドで、アストラゼネカ社製の新型コロナワクチンの1回目の接種を受けました。接種後には、「深刻な状況に打ち勝つため、このワクチンは非常に有効です。皆さんも是非接種を受けるべきです」と接種の重要性を訴えました。

 インドの感染者はこれまで、アメリカに次ぎ、世界で2番目に多い1100万人を超えています。1月から医療従事者を中心としたワクチンの接種を開始していて、今月1日からは60歳以上の高齢者や基礎疾患のある45歳以上などを対象に一般の人へのワクチン接種も始まっています。
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4215896.htm

かつてパンチェン・ラマ清朝乾隆帝に会うために北京を訪ねる途上、北京を目前にして天然痘のために落命したということを思い出した。当時、中国も西蔵天然痘が猖獗していたが、パンチェン・ラマに種痘をするのは畏れ多いということで見送られた結果だった*1(Cf. Kate Teltscher The High Road to China: George Bogle, the Panchen Lama and the First British Expedition to Tibet*2)。

*1:尤も当時の種痘は致死率が10%を超えるハイ・リスクな代物であった。天然痘に感染した場合の致死率はたしか50%以上。

*2:Mentioned in https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20130223/1361640990 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20131015/1381855788 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20170508/1494264214