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>「十一~三月と冬」
最近は11月といっても街路樹は紅葉せず、紅葉せずに枯れてしまうことも多いのだと、何年か前、三月書房*1の方が書かれていました。
京都に秋はなく冬も短くなったようです。
東京でイチョウというと、やはり神宮外苑でしょうけど*2、その盛りは12月10日前後。京都の方が早い!
白クマ
通っていた大学の学園祭が例年11月末だったのですが、その頃学内の銀杏の落葉が全盛というか、どこもかしこも黄色の絨毯状態でした。
そういう景色ももうあまり見られないのですね。
ところで、管見の限り、イチョウには3つの漢字表記があります;
公孫樹
銀杏
鴨脚
こういう感覚は私だけかも知れないのですが、「公孫樹」と書くと、1本の大木をロングで見ているあ感じがします。ここでフォーカスされるのは木全体。「銀杏」の場合は、イチョウというよりはギンナンと念みたくなる。ここでは、堅果がフォーカスされている。それで、葉っぱにフォーカスした場合、いちばんピンと来るのは、やはり鴨脚。さて、イチョウという言葉自体、中国語の鴨脚(yajiao)が訛ったものであるらしい*3。日本列島には有史以前からイチョウが生えていた筈なのにイチョウを表す大和言葉が存在していないということを、ずっと訝しく思っていました。公暁が鶴岡八幡宮の大イチョウの陰から出て来て、源実朝を殺した頃、イチョウは何と呼ばれていたのか?