「様式例から削除」

承前*1

國崎万智「性別欄や顔写真ありの履歴書、JIS規格の様式例から削除。トランスジェンダーらに配慮」https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5f1165c7c5b6d14c3365ce1c



曰く、


日本規格協会*2は、JIS規格の参考例として公表していた性別欄や顔写真欄のある履歴書を、7月9日付で様式例から削除した。履歴書に性別欄があることで「採用試験でアウティングを強制される」などとして、トランスジェンダーの当事者や支援者などから性別欄の削除を求める要望が寄せられていた。

協会によると、JIS規格は、伝票や履歴書といった帳票の仕上げ寸法のほか、紙の厚みなどを規定。一方で、性別欄など個々の帳票の表記を定めるものではなかったという。「履歴書は、JIS規格の内容を説明する解説に、様式例の一つとして掲載していた」としている。協会は、この「解説」を作成する業務を担う。

だが、実際には市場に流通する履歴書の多くが、協会が解説で示していた性別欄や顔写真の欄がある様式例を参考に作られ、企業の採用試験でも広く用いられていた。