室井康成氏*1のツィート;
1975年刊行の岩波新書『ひとり暮しの戦後史ー戦中世代の婦人たち』。戦争で未亡人となり、あるいは戦後の混乱期に家族を支えるために働いて婚期を逸した「一人暮らし」の女性たちが、サービス業や企業の事務担当者として熟練し、高度経済成長を下支えしたことを実証的に論じた名著です。復刊希望。 pic.twitter.com/V7YbY7V9oq
— 室井康成(Muroi Kosei) (@KoseiMuroi) 2019年11月13日
岩波新書編集部のTwitterが、目下『ひとり暮しの戦後史ー戦中世代の婦人たち』の特集のようになっておりますので、是非ご覧ください。過去の読後感もまとめられています。在庫はあり、Amazonも一時的に品切になっているだけで、補充はある模様です。 https://t.co/O2uFoQCkE1
— 室井康成(Muroi Kosei) (@KoseiMuroi) 2019年11月15日
当時は、ライフ・ヒストリーという言葉は一般的ではなかったけれど、岩波新書からは(現在謂うところの)ライフ・ヒストリー本が出ていたが、この塩沢美代子、島田とみ子『ひとり暮しの戦後史――戦中世代の婦人たち』は読んだことがなかった。2015年に復刊されていたのね!
また、拙blogの2012年のエントリーを思い出した;
http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20120501/1335885805に対して、常寂光寺*1の「志縁廟」と「女の碑」ですね。これについては、
yellowkitty 2012/05/04 05:20
日本では、第二次大戦によって200万人以上の適齢期男性が戦死したため、敗戦後おおぜいの女性が結婚相手を見つけることができませんでした。いま数字をあげることはできませんが、当時20歳代の女性の生涯未婚率はかなり高かったと思われます。「トラック一杯の女に男一人」などと話題にされましたが、さほど深刻な社会問題とはされなかった(政策の対象にはならなかった)と思います。この人々は生涯独身で父母兄弟姉妹のため働き続け、最後には入る墓がありませんでした。京都常寂光寺には、彼女たちが共同で建てた墓があります。
http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20120501/1335885805#c1336076438
「常寂光寺」http://www.sousaiken.com/ssk/column/column2.html
市川房枝による碑文が引用されています。
https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20120504/1336098603