『朝日新聞』の記事；
『スポーツニッポン』の記事；
暴行問題の貴ノ富士「引退勧告された」 協会側は否定
9/25(水) 15:43配信朝日新聞デジタル
付け人に暴力を振るい、大相撲秋場所を休場するなど謹慎していた十両・貴ノ富士（２２）*1が２５日、スポーツ庁に上申書を提出した。上申書の中では、問題を調査している日本相撲協会のコンプライアンス委員会と師匠の千賀ノ浦親方（元小結隆三杉）から引退を勧告されている、と主張しており、適切な措置を求めている。また、２４日に協会に対し、寛大な処分を訴える要望書を提出したことも明らかにした。
これに対し、取材に応じた協会関係者は「規定上の引退勧告（処分）は理事会ですることで、コンプライアンス委員会に権限はない」として貴ノ富士の主張を否定した。
協会のこれまでの調査によると、貴ノ富士は８月３１日、稽古後に風呂場で付け人の序二段力士に暴行した。協会に対する要望書では「加害者への懲戒は、組織のガバナンスの改善につながらない」「懲戒は（中略）単なる社会制裁であってはならない」などとして、寛大な処分を求めている。
貴ノ富士は貴公俊（たかよしとし）のしこ名だった昨年春場所で、別の付け人を殴る事件を起こして出場停止処分を受けており、今後は厳しい処分が検討される。協会は昨年１２月、力士の暴力行為に対する処分基準を決めており、大関から十両は、出場停止１場所を基準に内容、情状、番付などを考慮して懲戒処分が出される。
この問題に絡み、貴ノ富士の双子の弟である幕内貴源治（２２）についても、部屋の力士への指導に問題があったとして減俸処分が検討されている。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190925-00000047-asahi-spo
昨年の貴乃花親方の引退＝貴乃花部屋の解体に伴って千賀ノ浦部屋に移っていたんだね*2。それにしても、四股名を変えたのは何故？
貴ノ富士双子の弟・貴源治も処分へ 暴行否定も若い衆への指導が問題か 関係者は「おかしい」
9/25(水) 19:35配信スポニチアネックス
大相撲秋場所前に暴力問題を起こした十両・貴ノ富士（22＝千賀ノ浦部屋）が、日本相撲協会のコンプライアンス委員会と師匠の千賀ノ浦親方（元小結・隆三杉）から引退勧告を受けたことが25日、分かった。この日、貴ノ富士側が「適切な措置」を求めてスポーツ庁に出した上申書に記しており、24日には同協会に寛大な処分を求める要望書を提出したという。
上申書によると、貴ノ富士は付け人の序二段力士が普段からしっかりとあいさつをしないことなどを理由に頭をげんこつで叩いたという。貴公俊のしこ名だった昨年春場所中も暴力問題を起こしており、代理人弁護士は「処分を受けるのは覚悟しているが、少なくとも引退勧告や懲戒解雇は行き過ぎ」と述べた。処分は26日の理事会で正式に決まる見通しで、貴ノ富士側は27日に都内で会見する予定。
また、双子の弟で、平幕・貴源治（同）も若い衆が失踪したことなどの責任を問われ、数カ月の減俸処分を受ける見通し。秋場所中に聴取を受け、稽古が厳しかったことは認めたが、暴力の事実はなく、関係者は「とばっちり。これと、暴力問題を一緒に考えるのはおかしい」と話した。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190925-00000201-spnannex-spo
まあ、再犯なので「引退勧告」というのは仕方がないという気もする。「引退勧告や懲戒解雇は行き過ぎ」であればどうすればいいのか。受け入れ可能な「適切な措置」とは何なのか。「引退勧告」に異議を唱えるなら、そこら辺の問題を提起すべきなのでは？ 相撲協会側に問題があるとすれば、ちゃんとカウンセリングなり研修なりを行ったかどうかということだろう。「出場停止処分」だけで放置した結果、再犯が起きちゃったということはないのか。
弟の 貴源治の場合に関してはよくわからない。「若い衆」の「失踪」と彼の振舞いとの因果関係はどうなっているのか。もし強い因果関係があるのなら「減給処分」では済まないだろうし、因果関係が極度に弱いということになったら、今度は逆に「減給処分」は「行き過ぎ」ということになる。
