Franco Zeffirelli

朝日新聞』の記事;


フランコ・ゼフィレッリさん死去 映画監督やオペラ演出
ローマ=河原田慎一 2019年6月16日00時16分


 イタリアメディアによると、映画監督でオペラ演出家のフランコ・ゼフィレッリさんが15日、ローマの自宅で死去した。96歳だった。

 1923年、フィレンツェ生まれ。巨匠ルキノ・ビスコンティの下で舞台美術や映画監督の仕事に関わった。67年にシェークスピアの喜劇を映画化した「じゃじゃ馬ならし」で監督を務め、68年の英伊合作映画「ロミオとジュリエット」で成功を収めた。自ら脚本も執筆し、72年にはアッシジの聖フランチェスコの半生を題材にした「ブラザー・サン シスター・ムーン」を発表した。

 オペラの演出も手がけ、米国のメトロポリタン歌劇場でのプッチーニトゥーランドット」や、伊ミラノ・スカラ座でのベルディ「アイーダ」など、絢爛(けんらん)豪華な舞台で世界的に知られるようになった。ゼフィレッリさん演出の「アイーダ」は、新国立劇場開場記念の98年のほか、10周年、20周年などの公演でも上演された。

 94年にはベルルスコーニ元首相の率いる中道右派政党から出馬し、上院議員も務めた。(ローマ=河原田慎一)
https://www.asahi.com/articles/ASM6H7613M6HUHBI027.html

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See also


“Italian film director Franco Zeffirelli dies at 96” https://www.bbc.com/news/world-europe-48648278
Chris Wiegand “Franco Zeffirelli, revered Italian director, dies aged 96” https://www.theguardian.com/stage/2019/jun/15/franco-zeffirelli-revered-italian-director-dies-aged-96
John Francis Lane “Franco Zeffirelli obituary” https://www.theguardian.com/stage/2019/jun/15/franco-zeffirelli-obituary
「「ロミオとジュリエット」でアカデミー賞 映画監督死去」https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190615/k10011954241000.html


『ブラザー・サン シスター・ムーン』は未見。というか、観たい観たいと思いつつ、そのまま40年以上過ぎてしまった。
上掲の記事たちでは文藝大作の陰に隠れてしまっているが、1979年の『チャンプ』、1981年のブルック・シールズ主演の米国版〈八百屋お七〉『エンドレス・ラヴ』*1も忘れてはならないだろう。

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*1:このとき、ブルック・シールズは15歳。『ロミオとジュリエット』でオリヴィア・ハッセーがブレイクしたときも15歳だった。