Reactions

承前*1

東京大学入学式における上野千鶴子さんの「祝辞」に対するリアクション;


吉原真里*2「私が東大入学式で祝辞を述べるなら」https://blogos.com/article/370902/


曰く、


でもそこで、なぜ自分たちが東京大学に入学することが祝福に値するのか、誰が何を祝福しているのか、自分たちが祝福されるのであれば、祝福された自分たちはこれから何をなすべきなのか、といったことを、合格の興奮からそろそろ冷めた新入生たちに、冷静に考えることを促す、というのは大事なことだと思います。

そして、東大そして日本社会におけるジェンダーの問題、機会の不均等や構造的不平等の問題を、こうして正面から提示し、祝辞の最後の三段落のメッセージが伝えられたということは、とても重要なことだと思います。

また、「誰にも頼まれていない祝辞」も素晴らしいと思った。


藤忍*3「東大入学式の祝辞は、なぜこんなに話題になったのか?」https://blogos.com/article/370888/


「入学式の来賓の祝辞としてのあまりの破天荒さ」ということで、


スピーチ前半には、大学の医学部で起こった不正入試問題からの入試の公平性への疑問、そして東大生のレイプ事件から女子大学生の差別まで、長時間に渡り語っています。懸命に勉強して、「最高学府」に合格して入学してきた学生とその親御さんの面前で祝辞として語るには、ちょっと非常識だと(テキストを読む限り)思いました。
この「非常識」という評は非難なのだろうか。
See also
大隅典子*4上野千鶴子先生の東大入学式祝辞にアジテートされて」https://blogos.com/article/370859/