「会社で臭いと言われるのだがどうしていいかわからない」https://anond.hatelabo.jp/20180918135609
フィクションなのかノンフィクションなのか。どちらにしても、どんな落ちをつけるつもりなのだろうか。目が覚めましたという結末はやめてほしい。夢落ちというのは、保坂和志氏も指摘していたように、最悪(Cf. 『書きあぐねている人のための小説入門』*1。
- 作者: 保坂和志
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2008/11/01
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或いは、増田の会社では、或る特定の言葉の意味が反対になってしまったのかも知れない。「臭い」というのは臭くないということ。みんなと共通の臭いを持っていないから排除される。だから、一生懸命脱臭するというのは逆効果かも知れない。
ところで、「臭気センサ」とかを使って、臭いを客観的に測定しろという意見も少なくないのだが、数値化されたりグラフ化されたりした臭いは既に臭いではないだろう。ベルクソン流に言えば、時計の針の変化は既に時間ではないというのと同じ(Eg. 『時間と自由』*2)。
- 作者: ベルクソン,Henri Bergson,中村文郎
- 出版社/メーカー: 岩波書店
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