おしりたんてい呼ぶ?

「会社で臭いと言われるのだがどうしていいかわからない」https://anond.hatelabo.jp/20180918135609


フィクションなのかノンフィクションなのか。どちらにしても、どんな落ちをつけるつもりなのだろうか。目が覚めましたという結末はやめてほしい。夢落ちというのは、保坂和志氏も指摘していたように、最悪(Cf. 『書きあぐねている人のための小説入門』*1

書きあぐねている人のための小説入門 (中公文庫)

書きあぐねている人のための小説入門 (中公文庫)

根拠は全くないのだけれど、増田が置かれている(可能性がある)状況について推測してみる。もしかしたら、社会的に排除された人間の反応を調べる心理学実験の被験者にされてしまったのかも知れない。「上司」とか「同僚」は実験者から演技を仕込まれたサクラということになる。だとすると、落ちは実験者による種明かし。被験者としての謝礼も貰えるかも知れない。
或いは、増田の会社では、或る特定の言葉の意味が反対になってしまったのかも知れない。「臭い」というのは臭くないということ。みんなと共通の臭いを持っていないから排除される。だから、一生懸命脱臭するというのは逆効果かも知れない。
ところで、「臭気センサ」とかを使って、臭いを客観的に測定しろという意見も少なくないのだが、数値化されたりグラフ化されたりした臭いは既に臭いではないだろう。ベルクソン流に言えば、時計の針の変化は既に時間ではないというのと同じ(Eg. 『時間と自由』*2)。
時間と自由 (岩波文庫)

時間と自由 (岩波文庫)