橋を渡って?

『読売新聞』の記事;


築地のネズミ、駆除大作戦…市場解体で拡散恐れ

2018年8月24日 7時28分 読売新聞


 東京・築地市場中央区)の解体工事が10月から始まるのを前に、東京都は市場をすみかにするネズミの駆除作戦を本格化する。

 敷地周囲をトタン板で囲うなどして、近隣の銀座や2020年東京五輪パラリンピックの選手村ができる晴海地区などへの拡散を阻止する計画だ。ただ繁殖力の強いネズミ相手だけに、地元では「本当に封じ込められるのか」と懸念する声も上がっている。

 「解体前にネズミを根絶しないと、周りに広がって大変なことになる」。築地市場が10月11日開場の豊洲市場江東区)に移転することを受け、都が7月に開いた築地市場解体に関する説明会。地元住民や周辺の事業者からは切実な声が相次いだ。ネズミは感染症を媒介し、電線などをかじって停電や火事を引き起こすこともあるためだ。

 都によると、築地市場の水産卸・仲卸売場では水を好むドブネズミ、青果卸・仲卸売場では果物や穀物が好物のクマネズミが多く生息。昨年度は約1200匹を駆除したが、繁殖力が強くエサも豊富なため、「まだ多くのネズミが生息しているはず」(都幹部)というのが実情だ。市場解体ですみかを失うネズミが市場北側の銀座地区や隅田川対岸の勝どき、晴海地区に「引っ越す」ことが懸念されるため、都は9月から徹底的な駆除を開始することにした。
http://news.livedoor.com/article/detail/15202752/

築地市場と鼠の問題は昨年も取り上げていたのだった*1。そのとき、鼠の移住先として懸念されていたのは銀座だった。今回はそれに加えて「隅田川対岸の勝どき、晴海地区」も懸念されている。鼠はどうやって「隅田川対岸」に行くのだろうか。まさか、隅田川を泳いで渡るということはないだろう。勝鬨橋を通って? 或いは、よく知られていないけれど、隅田川の底を横断する地下道みたいなものがあるのだろうか。