「伝聞」に気をつけろ

承前*1

米重克洋*2「災害時に広まるSNS発の「デマ」「フェイクニュース」その判別・対策法」https://news.yahoo.co.jp/byline/yoneshigekatsuhiro/20180618-00086661/


少しコピペ;


これは個人的な分類だが、災害時に出回る「デマ」「フェイクニュース」の類には、大きく分けて2種類ある。

1つ目は「創作系」、つまり全くの作り話だ。今回の大阪北部地震でも「シマウマが脱走した」などというデマが投稿された。また、過去に台湾などで発生した大地震の写真を改めて投稿したり、差別的な主張をするために事実と異なる創作を行った投稿も見られた。

そして、2つ目は「誤解・勘違い系」だ。つまり、投稿した人の勘違いを発端に拡散するタイプのものだ。今回は「京阪電車が脱線した」「京セラドームの屋根に亀裂が入った」などといった投稿があったが、これらは「誤解・勘違い系」のデマにあたる。特に「京セラドームの屋根に亀裂が入った」という情報は、合わせて投稿された写真に写った京セラドーム屋根上の外階段とその汚れが一見亀裂・ヒビによく似たものだっただけに、急速に拡散した。

これら2種類のデマに共通するのは、基本的に「伝聞」を通して拡散するということだ。最初の1つ目の投稿自体が投稿者によって削除された後も、投稿を目撃した別のSNSユーザーによって「○○があったらしい」「○○だそうだ」といった伝聞情報として拡散される。従って、元の投稿が削除された後も、情報自体はSNSを漂い続けてしまい、完全に打ち消すことは難しくなる。これが、デマが広がる構造だ。