「再逮捕」など

承前*1

『読売新聞』の記事;


新潟女児殺害、23歳男を殺人容疑で再逮捕へ

2018年6月1日 15時0分 読売新聞


 新潟市西区の市立小針小2年大桃珠生たまきさん(当時7歳)が殺害され、遺体が自宅近くの線路に遺棄された事件で、新潟県警死体遺棄・損壊容疑で逮捕した同市西区小針上山、会社員小林遼はるか容疑者(23)を、勾留期限の4日にも殺人容疑で再逮捕する方針を固めた。

 捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者によると、小林容疑者は県警の調べに対し、「車の中で殺害した」という趣旨の供述をし、殺害の事実を認めている。さらに、珠生さんが連れ去られたとみられる下校時や、遺体が遺棄された時間帯に、小林容疑者が運転する黒色のワゴン車がそれぞれの現場近くを走っていたことが防犯カメラの録画から判明している。
http://news.livedoor.com/article/detail/14801559/

昨日午後の時点ではまだ未来形だったわけだけど、現在は?
さて、

「新潟女児殺害 子どもとしか遊ばなかった容疑者に「小児性愛障害」の分析」https://www.dailyshincho.jp/article/2018/05230558/


週刊新潮』の記事だが。


そして、複数の検挙歴からも分かるとおり、その後も続いたロリコン癖。精神科医の片田珠美氏は、

「彼はペドフィリア、いわゆる小児性愛障害の可能性があります」

 と言って、続ける。

「これには2つの型があり、小さい子しか欲情の対象にならない真性ペドフィリアと、成人女性に相手にされないことから、代用として自分の思い通りにできる小さな子に手を出す広義のペドフィリアに分類されます。中学時代、同級生から“陰キャラ”扱いされていたという小林容疑者は、同年代の大人びた女の子からは相手にされなかったのかもしれません。また、近所の幼い子と遊んでいたということで、小さい子に懐かれていたという話も聞きました。総合して考えると、彼は真性のペドフィリアの可能性が高いと思います」

 加えて、片田氏は小林容疑者の幼児性を指摘する。

「遺体を線路に置いて自殺に見せかけようとしたのでしょうが、結果的に隠せなかったことなど、彼の行動はどれもお粗末で短絡的。現実検討能力が低く、おそらく知能指数も低い。社会人6年目にしては顔つきも幼すぎで、精神年齢の低さが感じられます。これまで我慢して、隠して、抑圧していた欲望が、なにかのきっかけで止められなくなり、衝動的に犯行に及んだのではないでしょうか」

片田珠美か*2
突っ込む前に、少し前のFNNの報道;

新潟女児殺害事件で逮捕の男・山形の女子中学生にわいせつ行為
さくらんぼテレビ
地域
2018年5月17日 木曜 午後9:10


新潟市で小学2年生の女の子が殺害され遺体で見つかった事件で、容疑者の男が山形県の女子中学生にわいせつな行為をしていたことがわかった。

この事件は5月7日、新潟市の小学2年生の女子児童が殺害されたもので、新潟市の小林遼容疑者が死体遺棄などの疑いで逮捕された。

新潟県警によると、小林容疑者は今回の事件の前、山形県内に住む14歳の女子中学生にわいせつな行為をしていたという。また、新潟県上越市でこの女子中学生を連れ回したとして、新潟県警上越警察署が4月、新潟県青少年健全育成条例児童ポルノ禁止法違反の疑いで書類送検した。

女児殺害事件では発生から1週間で容疑者が逮捕されたが、捜査線上に小林容疑者が浮上するきっかけとなったのが、この山形の女子中学生へのわいせつ事件だったとみられている。
https://www.fnn.jp/posts/295SAY

「複数の検挙歴」というけれど、何れも被害者は「女子中学生」だった。つまり子ども狙いではなかったわけだ。
そもそも「ペドフィリア」に真性と仮性があるのか。包茎じゃないんだからさ。「成人女性に相手にされないことから、代用として自分の思い通りにできる小さな子に手を出す」というのは「ペドフィリア」とは言えないのでは? 「ペドフィリア」という言葉を使うなら、偽装された「ペドフィリア」とでもいうべきだろう。片田さんはその上で、小林は真性包茎もとい「真性のペドフィリアの可能性が高い」という。そうなの? 今わかっている情報を「総合して考えると」、「中学生」を相手にするのはちょっとしんどかったので、より無力な小学校低学年に目をつけたということになるんじゃないか。また、後半の「小林容疑者の幼児性」についての語りもよくわからないのだ。「精神年齢の低さ」と「ペドフィリア」が関係しているということなのだろうか。
まあ、論証というよりは、一般人を安心させるための印象操作ということならわかりやすいのだけれど。