「ザルツバーグ」!

小林恭子*1「「ヒトラーを殺せ」 −山荘と列車での攻撃は成功するか 英国国立公文書館で歴史的資料を開く」https://www.huffingtonpost.jp/ginko-kobayashi/hitler-20180426_a_23420458/


第二次世界大戦中に英国の「特殊部隊作戦執行部」(Special Operative Executive=SOE)が計画し、残念ながら未遂に終わったアドルフ・ヒトラー暗殺作戦、「フォックスレー作戦」について。それはとても興味深いのだが、問題はその中に出てくる「ザルツバーグ」という墺太利の都市。この地名を見たとき、この人はいったい何を考えているんだろうと思った。「ザルツバーグ」とは独逸語でSalzburgと綴り、日本語ではザルツブルクという表記で親しまれている都市だ*2モーツァルトが誕生した地であり、モーツァルトに因んだ音楽祭で有名な場所。広く親しまれている「ザルツブルク」じゃなくて、何故「ザルツバーグ」なんだと思った。「バーグ」というのはburgの英語読み。もしかして、この人は、世界に存在する地名や人名は英語読みで表記するのが正しいと考えているのだろうか。ヴェネツィアではなくてヴェニス、巴里(Paris)は「パリス」ときっちりsも発音しなければならないとか。昔、大学・大学院と高等教育を北米で受けた方と話をしていて、仏蘭西社会学者でダーケイムというのがいるでしょと言われて、この「ダーケイム」というのがDurkheimの英語読みで、日本では通常「デュルケーム」と言われているあの人だなと気づくまでに、2分弱かかったということがあったことも思い出してしまった。と思ったのだけど、そうでもないようだ。「ザルツ」というのは独逸語読みのままだ。サルズにはなっていない。要するに、「レッド・ツェッペリン」とか「シュールレアリズム」というのと同じなのだった*3。でも、どうして「ザルツバーグ」なのかはわからない。