加害者としての - Living, Loving, Thinking, Again

タクシー・ドライヴァーというのはこれまでは犯罪の被害者というイメージが強かったのだが。酔払った客に殴られるとか*1。ただ、

nessko*2 2013/10/25 16:25
栗本薫の短編ホラーでは、タクシーの運転手が壊れていて、客が怖い目に会う話がありました。向こうがハンドル握っているわけで、運転手が切れると怖いのですよ。
http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20131024/1382624831#c1382685944

というコメントも頂いていたのだった。
菊池桃子 *3がタクシー運転手の「ストーカー行為」を受けていたということだけど、これもあり得ることだと思った。
『日刊スポーツ』の記事；

菊池桃子ストーカー被害心境語る「気持ちは不安定」
記事提供：日刊スポーツ
2018年4月5日

　タクシー運転手からのストーカー被害を受けた菊池桃子（４９）が５日、愛宕警察署の一日警察署長に就任し、新橋ＳＬ広場で特殊詐欺啓発イベントに出席した。
　菊池は、昨年秋に利用したタクシーの元運転手から執拗（しつよう）なストーカー行為を受けていた。警察などに相談し、３日までに元運転手が逮捕されていたことが分かっている。
　イベント後取材に応じた菊池は、ストーカー行為を受けたことについて、「捜査中なので、私の気持ちしかお話しできませんが」としながらも、「怖いの一言でした」と明かした。
　一連の被害について、「予想もつかないことがどんどん起こること自体が怖い」と話す。しかし「いたずらに怖がるだけでなく、これまでも警察にいろいろ相談してきたので、これからも警察の指導に従うことが一番よいことだと思っています。気持ちを整えていきたいと思います」と前を向いた。
　今の気持ちを聞かれると「正直なところ、気持ちは不安定ではあります」と話したが、「きちんと仕事をさせていただくことが、最もやらなくてはならないことだと思っていますので、応援していただければと思います」。この日は菊池のファンも多く集まったが、「励ましの声などもありがとうございました」と気遣った。
http://www.asahi.com/and_M/interest/entertainment/Cfettp01804050577.html

また、京都では、タクシー運転手が泥酔した女性の乗客をレイプ（準強制性交）したという事件が起きている。これを読んだとき、もしかしてあの山口さんにインスパイアされたの？　と思ったのだが、容疑者は（やはり山口さんと同様に）「容疑を否認」しているのだという*4。
フィクションと現実との関係ということでは、ストーカーと化すタクシー運転手、乗客をレイプするタクシー運転手を描いた小説や映画或いはAVは知らない。これは、やはりフィクションは現実を凌駕していないということなのだろうか、それとも、私の無知ということなのだろうか。

*1:See http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20131014/1381708753 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20131016/1381902643 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20131024/1382624831

*2:http://d.hatena.ne.jp/nessko/

*4:朝日新聞「ＭＫタクシー運転手を逮捕、酔って抵抗できない状態の女性に性行為をした疑い」https://www.huffingtonpost.jp/2018/03/22/taxi-driver-sexual-abuse_a_23393152/