珈琲と紅茶

一昨日のことだったが、偶々久しぶりにピンキーとキラーズの「恋の季節」を聴いたのだった。それで、男女の関係が或る一線を越えることを、


夜明けの珈琲を飲む


と表現することが一時流行ったなと、思い出した。例えば、ぶら下がりの藝能レポーターがもう○○さんとは夜明けの珈琲を飲んだんでしょうかと質問するとか。でも、けっこう短時間でこの言い方は廃れてしまったような気がする。平安時代以来の「逢坂の関」*1の寿命の方が長いじゃないかと思ったのだが、「逢坂の関」という言い方をする人はそもそも稀だったのだ。
恋の季節」は、あの美空ひばりがミニ・スカートを穿いて世間に大きな衝撃を与えたという「真赤な太陽」と、私の記憶の中で屡々混同されていたのだった。
ところで、別れの朝に冷めた紅茶を飲み干したのは誰だったか。曲名も思い出せない。