脱会者トーク

承前*1

「音喜多駿氏が「疑問」抱いた小池氏の言動 都民ファ大改革の「内幕」は...」https://www.j-cast.com/2017/10/04310272.html?p=all


都民ファーストの会」脱会問題について。


音喜多氏や上田令子都議が離党を検討していることは3日に浮上。4日の「モーニングCROSS」(TOKYO MX)に電話出演した音喜多氏は、要因として、都民ファ元代表で現在特別顧問をつとめる小池知事の姿勢に「疑問を持った」と話している。

築地・豊洲市場東京五輪など都政の問題が山積する中、知事の小池氏が「希望の党」を旗揚げして国政進出をうかがうのは「全然順番が違う」と指摘。また、党代表の選出方法が「ブラックボックス」と揶揄された都民ファについて、「小池知事は『いつどこで誰が決めているか分からない都政を打破する』と言ってきた。そんな我々がいま、同じ穴のムジナだ」と嘆いた。希望の党にもこう言及している。


「我々は情報公開の徹底や、しがらみのない政治を訴えて都議選を戦った。ところが内部でもそれらが達成できていない。この状況で国政進出しても、希望の党が掲げるスローガンが達成できるかと言われれば、極めて疑問だと率直に思う」
また、「少なくとも私はメディア出演が厳しく規制されていて、事実上出られない状態だ」*2、「新人議員と食事に行こうとしたら、『分派活動、派閥づくりの行動』だということで呼び出され、党役員から厳しく叱責を受けた」というのも切り取っておく。
さて、「カルト」という概念の有効性についてはきわめて否定的だということは何度か書いたつもりだ*3。でも、「カルト」かどうかはともかくとして、読書とか映画や音楽の享受に強い制限をかけるような集団、集団内部における横の人間関係(友人関係)を抑圧するような集団*4はやばい集団だとは思う。話を戻せば、〈小池信者〉において、信者同士の交わり或いは信者仲間という関係はスキャンダルに近い危険なことなのだということは言えるのでは? 寂しさ(loneliness)から〈小池信者〉になろうと考える人がもしいたら申し上げたいが、〈小池信者〉になっても寂しさは解消されない。