捕まったのか

朝日新聞』の記事;


ホテルロビーにイノシシ 従業員かまれけが 京都

横山輝

2017年5月7日19時59分

 7日午前10時ごろ、京都市東山区の「ウェスティン都ホテル京都」のロビーにイノシシが侵入した。捕まえようとした男性従業員(68)がかまれ、病院に救急搬送された。男性は右足の付け根に軽傷を負った。

 ホテルによると、防犯カメラなどに、イノシシが地下1階の自動ドアから侵入し、階段で1階のロビーに上がっていく様子が映っていた。発見したロビー案内係の男性が人のいない場所に追いやり、周辺にいた5人ほどの男性従業員とともに、防犯用のさすまたなどを使って捕まえた際にかまれたという。宿泊客にけが人はなく、客室部の浜本康夫課長は「お客様はびっくりしていたが、パニックになるようなことはなかった」と話した。

 京都府警東山署によると、イノシシは体長1メートル10センチほどの成獣。午前10時前に、700メートルほど離れた琵琶湖疏水を「イノシシが泳いでいる」と通行人から110番通報があり、約20人の警察官で捜索にあたっていたという。

 ホテルはJR京都駅の北東3・5キロメートルほどにある。京都市東部の東山と呼ばれる山に近い。(横山輝)
http://www.asahi.com/articles/ASK575SV3K57PLZB00G.html

記事に書いていないこと。イノシシは結局捕まったのか捕まらなかったのか。
猪が捕獲されるというのは新聞記事になる程の事件であって、昨年2月に朝日は「巨体のイノシシを捕獲 猪鍋なら300人分以上」と題して、小豆島での事件を報じている*1。この「猪鍋なら300人分以上」の猪は体長1.5米だったという。京都の猪は何人分?
そういえば、数か月前に「シシ鍋」が登場する小山田浩子の短篇「いたちなく」を読んで、久しぶりに短篇小説を読んだなという満腹感を味わったということがあった(in 『穴』、pp.129-162)。
穴 (新潮文庫)

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