板倉宏

朝日新聞』の記事;


刑法学者の板倉宏さん死去 83歳、テレビでも活躍

2017年5月1日10時50分


 刑法学者で日本大学名誉教授の板倉宏(いたくら・ひろし)さんが4月28日、肺炎のため神奈川県藤沢市の病院で死去した。83歳だった。通夜は4日午後6時、葬儀は5日午前10時から藤沢市大庭3761の藤沢市斎場で。喪主は長男で産業技術大学院大学教授の宏昭さん。

 1934年、神奈川県出身。刑法が専門で日本大学で教壇に立つ一方、事件の解説などで新聞やテレビのコメンテーターとしても活躍した。
http://www.asahi.com/articles/ASK512QDSK51UTIL005.html

一度だけネガティヴな失礼極まりない言及をしたことがあるけど*1、それはそのときの正直な感想の表現であるとともに、板倉氏を「コメンテーター」として重宝がっているメディアの安易さにもむかついていた。板倉氏*2は、メディアに重宝される「コメンテーター」としての顔とは別に、本業の方では企業犯罪やホワイトカラー犯罪を法理論的に基礎づけたという業績があった筈なのだが、例えば最近の〈森友学園〉事件*3こそ、各メディアは板倉氏のコメントを取りに行くべきだろうと思ったのだが、既に病のためにコメントするのも困難だったのだろうか。