どちらも「反対」

韓国における同性愛者を巡る状況についてはこれまで殆ど知らなかったのだが。


허완「同性愛者の軍人を探し出すため、韓国陸軍が特別捜査 NGOが暴露」http://www.huffingtonpost.jp/2017/04/21/korea_n_16139136.html


韓国陸軍当局の同性愛者狩りを巡って。


곽상아「韓国大統領選、文在寅氏の「同性愛に反対」発言で波紋広がる」http://www.huffingtonpost.jp/2017/04/27/korea-presidential-election_n_16303144.html


これも上掲の軍における同性愛者狩りを前提にした話。文在寅の発言は洪準杓の挑発に乗っかったものなのだが、「同性愛」に対する両者のスタンスが一致しているということが期せずしてわかってしまったということだろうか。ここで「合法化に賛成」するの、しないのと言っているのは、「同性愛」一般ではなく軍隊内における「同性愛」だろう。勿論、一般的な嫌悪を前提にしてはいるだろうけど。韓国においては既に「軍刑法を除いて、現行法上の合意同性愛、民事または刑事不法ではない」わけだから*1。軍ということで、20年以上前に、ビル・クリントンが同性愛者への軍の門戸開放を宣言して、共和党などの右派からの吊し上げを食らったことを思い出した。
まあ、大統領候補たちが特定の性的指向性に対する嫌悪を堂々と口に出すというのがそもそもアレなのだが。日本でいうと、安倍昭恵稲田朋美未満、石原慎太郎*2とか柴山昌彦*3とか百田尚樹*4とかと同じ水準という感じはする。