「感電死」した「電気工」

籏智広太*1「私の父はチェ・ゲバラ。革命家の息子として、生きるということ」https://www.buzzfeed.com/jp/kotahatachi/che


今年はエルネスト・チェ・ゲバラ*2ボリビアで討ち死にしてからちょうど50年なのだった。1962年に生まれたチェの長男であるカミーロへのインタヴュー。


革命に奔走し、そして若くして亡くなってしまった父親を恨んだことはないですか。失礼とは思いつつ、そんな質問を投げかけてみた。

カミーロさんは笑いながら、首を横に振る。

「たとえば、あなたのお父さんが電気工をしていたとしましょう。普段は朝起きて、家を出て夜には帰ってくるお父さんが、ある日、たまたま電柱に登っていて感電死をしてしまうかもしれない」

「それでも、誰も電柱に登ることを止めようとはしないでしょう。なぜなら、その人は自分のすべき仕事をしているのだから」

父親・ゲバラの死も、「電気工の感電死」と同じだという。

「私の父も、自分のすべき仕事をしていました。この世界をより良くしようと、常に戦っていた。それも、自分の子どもを含む、すべての子どもたちのこれからのために。とても、大切な仕事ですよね」