No connection, maybe

承前*1

朝日新聞』の記事;


「7億円運ばせた」名乗る社長、福岡現金強奪の関与否定

原篤司、一條優太

2017年4月21日19時58分


 福岡空港国際線で20日に7億円超の現金を国外へ持ち出そうとしたとして、韓国籍の男4人が関税法違反の疑いで逮捕された事件で、「自分が運ばせた」と名乗る韓国・ソウルの自動車販売会社の男性社長(42)が21日、朝日新聞の取材に応じた。高級輸入車の購入代金として預かったものだと説明し、福岡・天神で20日昼に起きた3億8400万円強奪事件とは、「全く関係がない」と否定した。

 社長の説明によると、東京の日本人男性から、伊フェラーリの高級車「ラ・フェラーリ」2台を受注した。20日午後5時ごろ、男性が準備した2台分の代金約7億3500万円を福岡空港で受け取り、自社の社員4人に香港まで運ばせようとしていたという。

 現金決済にした理由は「銀行振り込みとかだと、あとで取引が成立しなかった場合、お金を戻すのが大変になるから」と説明。「過去にも何回か同様に現金を運ばせたことがあるが、日本の法律に触れるとは思わなかった」と述べた。

 また、福岡・天神で起きた3億8400万円強奪事件については「偶然そういうことが同じ日に起きて、びっくりした。この強奪事件がなかったら、関税法違反で逮捕されるほどでもなかったのでは。大げさになって苦しい」と話した。

 福岡県警は、この社長や、車を購入しようとしたという日本人男性から事情を聴き、取引や現金輸送の経緯を調べる。(原篤司、一條優太)
http://www.asahi.com/articles/ASK4P61TMK4PTIPE03B.html

西日本新聞』の記事;

<福岡強奪事件>韓国人の男ら、関与を否定 被害男性が証言した犯人の特徴とも異なる

西日本新聞 4/21(金) 6:25配信



 20日午後0時25分ごろ、福岡市中央区天神1丁目の駐車場で、東京都足立区の会社員男性(29)が男らに催涙スプレーのようなものを顔に吹き付けられ、銀行から引き出したばかりの現金約3億8400万円を奪われた。被害男性の説明では男は3人組とみられ、白いワンボックスカーで逃走した。福岡県警によると、被害男性は「金塊を買い付ける予定だった」と説明。県警は、現金を引き出すタイミングを狙った計画的犯行とみて、強盗致傷事件として、155人態勢の捜査本部を設置した。警察庁によると戦後の現金強奪事件の被害額としては4番目の多さ。


 一方、県警は同日夜、福岡空港国際線ターミナルで数億円を所持した韓国人の男ら4人を発見。出国しようとしていたが、現金を持ち出すための必要な手続きをしていなかった。任意の事情聴取に「知人から頼まれて現金を預かった」との趣旨の話をしており、関与を否定しているという。
<福岡強奪事件>韓国人の男ら、関与を否定 被害男性が証言した犯人の特徴とも異なる



 捜査関係者によると、被害男性は都内の貴金属店に勤務。19日もほぼ同額の現金を引き出して取引をしていた。空港の男らは被害男性が証言した犯人の特徴と異なる上、持っていた金額も数億円多く、ケースも違うといい、事件との関連を慎重に捜査している。

 県警によると、被害男性は「みずほ銀行福岡支店」で現金を引き出した後、約50メートル離れた駐車場へ行き、現金が入った黒のスーツケースを車の後部座席に積み込もうとしたところ、背後からいきなり催涙スプレーをかけられて襲われた。男性は顔に軽いけが。

 男らは奪ったスーツケースを駐車場に止めていたワンボックスカーに積み込むと、出入り口のバーをへし折って逃走。周辺の複数の防犯カメラには、信号無視をしながら猛スピードで走るワンボックスカーが写っていた。

 被害男性は出張で18日から福岡市に来ており、銀行には事前に現金を引き出すことを伝えていたという。

 襲った男のうち1人は30〜40代で身長175センチくらい。細身で灰色の作業服の上下に、白いマスクを着用。もう1人は身長170〜175センチで、がっちりした体格。黒っぽい服の上下に白いマスクをしていた。もう1人について、被害男性は「覚えていない」と話しているという。

 福岡市では昨年7月、JR博多駅付近で、貴金属買い取り店に運搬中の6億円相当の金塊が盗まれる事件が起きている。

 現場は、九州最大の繁華街・天神地区の一角。オフィスビルや商業施設が立ち並び、近くには福岡中央署や市役所がある。

=2017/04/21付 西日本新聞朝刊=
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170421-00010000-nishinpc-soci

また、『朝日新聞』;

現金強奪と7億円所持「明確な接点ない」 捜査幹部

2017年4月21日23時01分

 福岡市中央区の駐車場で20日昼、3億8400万円が奪われた強盗致傷事件で、被害に遭った東京都の男性(29)は貴金属関連会社に勤めており、金塊の取引のために現金を引き出したと話していることが捜査関係者への取材でわかった。福岡県警は、何者かがこうした情報や現金の動きを把握し、計画的に襲撃したとの見方を強めている。

 捜査関係者などによると、男性は18日に福岡を訪ね、事件当日に現場近くの銀行で3億8400万円を引き出した。県警に「金塊を買うためだった」と話しているという。

 事前に引き出しの連絡を受けていた銀行側は、現金を確保するために日本銀行から紙幣を調達した。男性は事件以前にも福岡で現金を引き出し、同様の取引をしたことがあったという。

 男性は現金を大型のスーツケースに入れ、約100メートル南にある駐車場のレンタカーに戻った直後に男2人に襲われ、ケースごと奪われた。男らが逃走に使った白いワゴン車も同じ駐車場内に止められており、待ち伏せしていたと県警はみる。

 一方、県警は21日、7億円超の現金を海外へ持ち出そうとした関税法違反(無許可輸出予備など)容疑で韓国籍の男4人を逮捕。県警は認否を明らかにしていないが、捜査関係者によると、4人は強奪事件への関与を否定しているという。

 強奪現場で目撃された男2人と、逮捕された男らは身体的な特徴が合わないといい、捜査幹部は「現時点で両事件に明確な接点はみられない」としている。

 生活経済課によると、4人は福岡空港国際線ターミナル(福岡市博多区)で20日午後6時から同11時すぎまでの間に、計約7億3500万円の現金を所持していたのに申告せず、無許可で香港国際空港へ出国しようと準備した疑いがある。
http://www.asahi.com/articles/ASK4P6G1VK4PTIPE03Y.html