正月らしからぬ

中国の新正月というのは、片付けそこなったクリスマスの飾りが残っているくらいで、正月らしい飾りなどない。幾つか正月らしい飾りとかも見かけたが、ちょっと考えたたら、今年は春節が1月中にやってくるので、春節準備のちょっとした先倒しといえるだろう。息子の幼稚園も12月30日まで普段通りやっていたし、建築現場は元旦だからといって休みということはない。
元旦は午前中から息子が通っている武術の練習が何時もの日曜日のようにあったので、午後から、吉安路の上海で唯一天台宗の法灯を伝えるという法蔵講寺*1初詣に行った。法蔵講寺に参拝したのは2007年1月なので*2、10年ぶりの参拝ということになる。ここも特に正月らしい雰囲気はない。上海の他の仏寺、例えば龍華寺や玉仏寺だと、初詣にやってくる日本人の数も少なくないのだが、ここは新天地の近くというロケーションでありながら、日本人にも知られていないのか、普段の日曜日のような静寂さだった。突然参拝者が増えて、僧侶が20人くらい出て来て、今日を唱え始めたが、これは正月に関係した儀礼ではなく、最近亡くなった信者の追善法要が偶々始まったのだった。
申し遅れましたが、明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。鶏の如く、騒がしくてもハッピーな一年でありますように!

*1:See 張化『上海宗教通覧』上海古籍出版社、2004、p.21. See http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20060207/1139276175

*2:http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20070108/1168229799