Worth 100 millions?

承前*1

http://b.hatena.ne.jp/entry/shukan.bunshun.jp/articles/-/6709


「バーニング」から壱億捌佰萬圓(消費税込み)の請求書という『週刊文春』のスクープ*2へのブックマーク。興味深かったのは、「レコード大賞」に1億円の価値があるの? という反応が多かったこと。俺もちらっとは思った。「いま「レコ大」という物語(のパーツ)を必要としているのが日本で唯一LDHであり、マイルドヤンキー層なのではないかという感慨」*3というのはどうなのだろうか。さて。
ところで、ブクマでの反応を見る限り、少なくとも〈はてな〉圏内においては「レコード大賞」に憤るよりもそれを嗤うのがマジョリティであるようだ。それはそれでいいのだけど、俺なんかは(〈敵〉である)「レコード大賞」についてあまり知らないなということも自覚している。審査員にはスポーツ新聞の記者がいて、その連中と「バーニング」との癒着があることも『週刊文春』は言及しているようだ。でも、音楽の賞というならば、やはり音楽評論家ということになる。自死した中村とうよう*4が「レコード大賞」の審査員として名前を連ねていたということは聞いたことがあるけれど*5渋谷陽一大貫憲章*6伊藤政則といった評論家が「レコード大賞」審査員になったという話は(少なくとも俺は)聞いたことがないけど、如何なのだろうか。渋谷陽一も関わっていない賞にどんな価値があるのだ! と思う人も少なくないだろう。しかし、一方で、これまで「レコード大賞」を超えた権威を有する賞が創設されたということもないのだ。〈ロッキング・オン賞〉なんて賞があれば面白いとは思うけれど。
さて、この騒動、宍戸留美という人*7も参戦している;


『最優秀新人賞、お金出せないからとれないからね♪』って16歳の時、大人にいわれました。
期待しなくてよかったので、言ってもらってよかったです。笑。 https://t.co/qpDC6fsJ7b

宍戸留美30日14時15分〜弾語りライブ (@RumiShishido) October 26, 2016
https://twitter.com/RumiShishido/status/791205422464012288(Cited in ロバ耳太郎*8「三代目JSBのレコ大買収疑惑でベテラン歌手が暴露「金を出さないと取れない」」http://sirabee.com/2016/10/26/20161022291/

また、「コンプライアンスだの綱紀粛正だの妙にいい子ちゃんになってしまった芸能界だが、元々胡散臭い業界だったはずで、こういう話は妙に嬉しい(笑)」という反応もあり*9。こういう反応は嫌いじゃない。