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承前*1

朝日新聞』の記事;


将棋ソフト不正疑惑、三浦九段のスマホ解析へ 提出要請

村瀬信也

2016年10月21日21時01分

 日本将棋連盟は21日、三浦弘行九段(42)に対して将棋ソフトによる不正の疑いが指摘されている問題について、所属棋士向けの説明会を将棋会館(東京都渋谷区)で開き、顧問弁護士らによる調査チームが不正の有無を調べる方針を明らかにした。

 調査チームは来週以降、三浦九段が自主的に提出したパソコンの利用記録を調べ、スマートフォンの提出も求めるという。島朗常務理事(53)は報道各社への説明の場で「第三者が立ち会って調べた方が良いと考えている」と話した。説明会では、棋士から「徹底的に調査して欲しい。うやむやに終わらせてはならない」「仲間内で泥仕合をするのはいいことではない」などの声が上がったという。

 連盟は11日に三浦九段を聴取した際、本人が休場の意思を示したものの、期限までに休場届を出さなかったとして、年内の出場停止処分とした。

 また、連盟は、対局前にスマホなどの電子機器をロッカーに預けることを求める規定が施行される12月14日までは、東京・将棋会館での対局の際に電子機器を持参しないよう棋士に要請したことを明らかにした。対局時の外出も控えるよう、求めている。

 一方、三浦九段は21日、出場停止処分の撤回を求める新たな声明を発表。自身のスマホと4台のパソコンの解析を調査会社に依頼する方針を明らかにした。連盟と共に調査会社を選定する意向を示している。(村瀬信也)
http://www.asahi.com/articles/ASJBP5VTPJBPUCVL01K.html

上の記事にある「説明会」を巡る『スポーツ報知』の記事;

【将棋】速報!将棋不正疑惑問題で棋士説明会 丸山九段「連盟対応は疑問だらけ」

スポーツ報知 10月21日(金)14時28分配信



 日本将棋連盟は21日、コンピューター将棋ソフトの不正使用疑惑で三浦弘行九段(42)を出場停止処分とした問題について、棋士に対しての説明会を開催した。羽生善治三冠(46)、森内俊之九段(46)、佐藤康光九段(47)、郷田真隆王将(45)ら約140人の棋士が出席した。

 出席者によると、約2時間に及んだ会合では連盟幹部からの経緯説明の他、棋士が意見や提案を述べる時間も設けられ、連盟の対応については賛否両論だったが、批判の声も複数上がったという。

 一部の棋士が問題視したのは、三浦九段が不正を行ったとする明確な証拠を示さないまま、連盟が処分を下したこと。反対に、三浦九段の指し手とコンピューターソフトの指し手の一致率が高いという事実を現状では根拠としていることについて、名人経験者の丸山忠久九段(46)らから疑問の声が上がったという。

 丸山九段は、もともと三浦九段が挑戦者に決まっていた竜王戦7番勝負(15日に開幕)に、代わりに出場している棋士。終了後、取材に応じ「発端から経緯に至るまで(連盟の対応は)疑問だらけです」とし、一致率を処分の根拠としていることについても触れ「僕はコンピューターに支配される世界なんてまっぴらごめんです」と強い口調で言っていた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161021-00000112-sph-soci

三浦弘行氏による「出場停止処分の撤回を求める新たな声明」は、


「対局中の将棋ソフト使用疑惑について(2)」http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161021-00000140-mai-soci&pos=3