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<将棋>三浦九段、連盟を批判…会長と理事、減給へ毎日新聞 12/28(水) 0:03配信
三浦弘行九段(42)が対局中に将棋ソフトを使用した疑惑を持たれ、年内出場停止処分となった問題で、三浦九段側と日本将棋連盟(谷川浩司会長)は27日、それぞれ記者会見した。第三者調査委員会が「不正の証拠は認められないが、処分はやむを得なかった」とする調査報告書を連盟に提出したことを受け、今後、両者が損害の補償や名誉の回復について協議していく。
三浦九段は東京都新宿区内で、師匠の西村一義九段(75)と横張清威弁護士が同席し会見した。疑惑発覚後、三浦九段が会見したのは初めて。冒頭で「潔白を信じて応援してくれた方々に心配をかけたことを申し訳なく思ってます」と、支援者やファンへの思いを述べた。
調査委が26日に公表した報告書で連盟の年内出場停止処分を「やむを得なかった」としたことについて、三浦九段側は「極めて不当」と指摘。報告書に「竜王戦挑戦者決定三番勝負の対局中、連盟理事が三浦棋士を監視していたにもかかわらず、不審な行為は認められなかった」と書かれていた点などを挙げ、三浦九段は「驚いた。それなら出場させてくれればよかった」と述べ、連盟の対応を批判した。約2カ月半の出場停止中に被った金銭的な損失の補償や名誉回復措置などについて、連盟側と協議していくとした。
横張弁護士は「(三浦九段が)クロとの前提で調べられたが、不正の痕跡は見つからなかった」と、調査結果を評価した。
三浦九段は「将棋の対局は私の仕事であり、義務なので(連盟には処分前の)元の状態に戻してほしい。私を疑った棋士もいるが、勝負師なので、感情に左右されず対局に臨みたい」と早期復帰への意欲を語った。【新土居仁昌】
◇A級残留の特別措置
日本将棋連盟は、理事会で調査委の報告書について対応を協議。終了後、谷川会長らが東京都渋谷区の将棋会館で記者会見に臨んだ。谷川会長は冒頭「三浦九段につらい思いをさせたことは申し訳なく思っている」と謝罪。谷川会長と青野照市専務理事、島朗常務理事の理事報酬を10分の3(3カ月)減額、他の常務理事4人と理事1人を10分の1(同)減額することを明らかにした。
連盟の対応として(1)電子機器使用への対策が遅れた(2)7月の月例報告会で対局中の三浦九段の不自然な行動について棋士から指摘があったが、その真偽の確認を怠った−−の2点に問題があったことを谷川会長は認めた。
出場停止処分で三浦九段が被った不利益については「対局の機会を奪ったことは重く受け止める。今後は三浦九段側と相談し、真摯(しんし)に対応したい」として、来年1月から対局に復帰する三浦九段のため、特別措置を講じることも発表した。
第75期名人戦A級順位戦(毎日新聞社、朝日新聞社主催)は三浦九段を残留とし、B級1組への降級を通常2人から1人に。来期はA級(通常10人)を三浦九段を含む11人で争う。三浦九段が挑戦するはずだった竜王戦は「成立している」(島常務理事)として、やり直さない。【山村英樹】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161228-00000001-mai-soci
「三浦9段ソフト不正疑惑晴れ会見、元の状態に戻して」http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161228-01757725-nksports-soci
「三浦九段「言いたくないですけど私を疑った棋士もいる」…会見での一問一答」http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161227-00000267-sph-soci