吉川慧「おんぶされて被災地を視察 務台俊介政務官に上司も呆れる「何やってんだ」」http://www.huffingtonpost.jp/2016/09/11/syunsuke-mutai_n_11968946.html
「内閣府の務台俊介(むたい・しゅんすけ)政務官が9月1日、台風10号に伴う豪雨被害の視察で岩手県岩泉町を訪れた際、同行者に「おんぶ」されて水たまりを渡ったことで物議を醸している」ということで、この記事の主要なネタ元になっている『岩手日報』の記事を写しておく;
写真を見ると、上は作業服みたいな災害視察ファッションになっている。コーディネイトが拙かったわけだ。
政務官、おんぶされ冠水地渡る 被災の岩泉視察時
務台俊介内閣府政務官兼復興政務官が台風10号に伴う豪雨被害の視察で1日に岩泉町を訪れた際、長靴を着用せず、冠水場所を同行者に背負われて渡っていたことが複数の関係者の話で分かった。同町を10日、視察した今村雅弘復興相は事実を認め謝罪したが、町民からは「災害復興に当たる人の行動とは思えない」「自覚が足りない」などと批判の声が上がった。
住民や複数の関係者によると、務台氏は1日、政府調査団の団長として10人以上の同行者と共に、9人が死亡した同町乙茂(おとも)の高齢者グループホームを視察。施設に向かう途中「道の駅いわいずみ」西側の国道455号で、小川があふれ冠水している場所を同行者に背負われ渡った。長靴ではなく丈の短い靴を履いており、国の同行者から促されたらしい。
視察では、避難指示を出さなかった町や施設に対し「それぞれに責任があると思う。災害時は空振りは許されるが見逃しは許されないという対応でやっていただきたかった」などと指摘していた。
今村復興相は10日の視察後、本社記者に問われ「その話を聞き『何やっているんだ』と叱責(しっせき)した。本人も大変反省している。担当として、おわび申し上げます。申し訳ありませんでした」と陳謝した。
(2016/09/11)
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20160911_5
さて、世間知らずなもので、務台俊介という政治家*1は知らなかった。ただ、「務台」という苗字には見覚え(聞覚え)がある。「務台」で、先ず思い出すのは、『現代のヒューマニズム』などをものした哲学者の務台理作*2。また、読売新聞の大立者務臺光雄*3。俊介も理作も光雄もみな長野県の安曇野、それも旧南安曇郡三郷村出身である。同族なのだろうか。
- 作者: 務台理作
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1961/06/24
- メディア: 新書
- 購入: 1人 クリック: 1回
- この商品を含むブログを見る
「務台理作|安曇野ゆかりの先人たち」https://www.city.azumino.nagano.jp/site/yukari/2376.html
「務台理作と再び出会う」http://d.hatena.ne.jp/isojinokoujin/20120620/1340185241
をマークしておく。後者では『哲学十話』が語られている。
- 作者: 務台理作
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1976/06
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログを見る