「ナイフの切れ味を試したかった」

承前*1

朝日新聞』の記事;


船橋と千葉の刺傷、いずれも関与認める供述 容疑者の男

2016年8月26日18時12分

 千葉県船橋市の路上で大学生の女性(19)が刺された事件で、殺人未遂容疑で逮捕された埼玉県ふじみ野市花ノ木1丁目、大野駿容疑者(21)が、県警の調べに対して容疑を認める供述を始めたことが26日、捜査関係者への取材でわかった。直前に千葉市であった少女の刺傷事件への関与も認めているという。

 大野容疑者は、23日午後6時半過ぎ、船橋市前原西7丁目の路上で女性の腰付近を刃物で刺し、約3週間のけがを負わせた疑いで逮捕された。当初は容疑を否認していたが、関係者によると、その後の調べに容疑を認め、「ナイフの切れ味を試したかった」という趣旨の供述を始めたという。約1時間半前に千葉市中央区弁天2丁目で中学3年の少女(14)が脇腹を刺された事件についても、「自分がやった」などと話しているという。

 いずれの事件でも、現場近くの防犯カメラに事件の前後、大野容疑者と酷似した人物が映っており、県警は大野容疑者が供述通り、1人で犯行を繰り返したとみて調べている。

 一方、両事件の現場付近では、容疑者が事件当時に乗っていたとみられる自転車が見つかった。県警は、いずれも大野容疑者が事件に悪用するために盗んだとみている。
http://www.asahi.com/articles/ASJ8V4510J8VUDCB00D.html

要するに、殺人を命ずる〈神〉の声というか電波はなかったということなのか。
ところで、客観的な証拠はどの程度集まっているのだろうか。例えば、もし返り血を浴びたとすれば、大野の服とかについていた血は被害者の血と血液型が一致するはずだろう。或いは、「自転車」についていえば、「県警は、いずれも大野容疑者が事件に悪用するために盗んだとみている」というのは主観的な想像にすぎない。問題は、例えばその自転車に大野の指紋が付着しているかどうかだろう。