洛爾迦80回忌(少し遅れて)

少し前の記事だが、徐蕭「”洛爾迦一経翻訳便得到更新」(『東方早報』2016年8月16日)という記事*1を読んで、今年は西班牙の詩人フェデリコ・ガルシア・ロルカ*2フランコ一派によって虐殺されてからちょうど80年目だということを思い出した(命日は8月19日)。この記事は、詩人の王家新氏*3ロルカ詩集の新訳を上梓したというもの。
さて、私にとって、ロルカは詩人である以前に先ず劇作家であるな。『血の婚礼』とか『ベルナルダ・アルバの家』とか。今回少し調べて知ったのだが、ロルカは「検閲」によってそのセクシュアリティを隠蔽されてきたゲイの詩人としても注目されている*4

血の婚礼 (てすぴす双書 49)

血の婚礼 (てすぴす双書 49)

ベルナルダ・アルバの家 (てすぴす双書 42)

ベルナルダ・アルバの家 (てすぴす双書 42)

ロルカの80回忌というのは旧大陸・新大陸問わず西班牙語圏では重大なニュースとして受け取られているけれど、英語圏仏蘭西語圏ではそうでもないようだ。英語の記事で最初に表示されるのは、


Matthew Elliott “The assassination of Federico Garcia Lorca: 80 years on” http://www.euroweeklynews.com/3.0.15/news/on-euro-weekly-news/spain-news-in-english/140517-the-assassination-of-federico-garcia-lorca-80-years-on