「依存症」と「貧困」など

中野宏一「「カフェイン中毒死」はなぜ起きる?エナジードリンクは悪者か」http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160105-00000003-wordleaf-soci&p=1 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160105-00000003-wordleaf-soci&p=2


福岡における「カフェイン中毒死」事件*1を巡って。「エナジードリンク」も中毒死に至るほどカフェイン濃度は高くないという。「重篤な副作用が出る[カフェイン]5グラムを摂取するためには」「エナジードリンク」だと1日に60本飲まなければならない! では何故「中毒死」は起こったのか。「帝京大学ちば総合医療センター」の津田健司医師のコメント;


では、なぜカフェインによる死亡が起きたのか。津田医師は、カフェイン依存症によるカフェイン錠剤(1錠100ミリグラム)の過剰服用が起きていたのではないかと推測する。「カフェインには、タバコやアルコールと同じような依存性がある。死亡した男性はカフェイン依存になった結果、慢性カフェイン中毒となり、カフェイン錠剤を大量に摂取するなどして致死量を上回る量を摂取したのではないか」

 カフェイン依存は、アルコール依存やタバコ依存と共に起きることが多いことが知られており、依存は、貧困と関連があるという研究もある。津田医師は、男性の労働環境や経済状況が、カフェイン依存症を招き、死に至った可能性を指摘する。「体調不良や嘔吐を繰り返した時点で、適切に医療機関を受診していたら、亡くなることはなかったのではないか。それができなかった環境に問題がある」として、カフェインの危険性の指摘に終始するのではなく、若者の貧困や労働環境という問題まで考える必要性を指摘した。

「依存」と「貧困」。「依存」が因で「貧困」が果なら理解しやすいだろう。「依存」のために、酒代などが嵩んで、或いは仕事ができなくなって、経済的な苦境に陥る。かつての中国で、鴉片は偉大なる社会平等化装置といわれたのだった。「貧困」が因ということもあるのだろうか。今回の「男性の労働環境や経済状況」というのは要するに過労*2、眠る時間もない長時間労働ということでしょ? そういえば、従業員による居眠り運転事故が続発していたブラック企業ってなかったっけ。