お気に入りにはならない鬼木

深海「自民党の鬼木誠議員「NHKに国の見解に反するような放送をする自由はない」と国営放送扱いして「絶賛」される」http://buzzap.jp/news/20150416-oniki-nhk/


少し時間が経ってしまった事件ではあるけど*1、今頃になって知った。また、世間知らずなので、鬼木誠なるアラフォーのウヨ政治家*2の存在自体、これまで知らなかったのだ。
3月24日の衆議院総務委員会で質問に立った鬼木は、批判の直中にあるNHK籾井勝人会長*3を辯護して、籾井バッシングに関する或る種の陰謀論を展開し、さらに「政府が右と言うことに対して左とは言えない」という籾井テーゼを敷衍して、政府の「公的見解を無視して国益を害するような好き勝手な発信を」する自由はNHKにはないと展開*4。まあ、このように味噌も糞も一緒にするようなノリで、政府の「公的見解」と「国益」を擦り替えちゃうというのは(左右を問わず)国家主義者の常套的なレトリックであるわけだが、問題なのは、国会の現場でもネット上でも鬼木に対する賛同的相の手が多いということだろうか。