「空気銃」少年

『朝日』の記事;


空気銃自作の疑い、高1男子生徒を逮捕 兵庫県

2015年2月16日12時25分


 空気銃を密造したなどとして、兵庫県警は16日、兵庫県宝塚市の県立高校1年の男子生徒(16)を武器等製造法違反(無許可製造)と銃刀法違反(不法所持)の疑いで逮捕し、発表した。

 少年捜査課によると、男子生徒は昨年6月下旬〜11月中旬、当時住んでいた兵庫県伊丹市の自宅内で、塩化ビニール製のパイプなどを使って殺傷能力のある空気銃1丁(全長約2メートル、口径約2センチ)を密造、所持した疑いがある。パイプ内の可燃性ガスに着火し、ネジやボルトで作った金属弾を発射する仕組み。出血させる程度の威力がある準空気銃2丁(全長約1・2〜1・4メートル、口径約2センチ)も所持していた疑いがある。

 男子生徒は「インターネットで作り方を調べて(3丁とも)自分で作った」と容疑を認めているという。昨年11月に学校側から県警に相談があり発覚した。自宅からは穴の空いたスチール缶が見つかり、試射していたとみられる。
http://www.asahi.com/articles/ASH2J3RBJH2JPIHB00D.html

伊丹市では、老人はチョコレートを盗み、少年は武器を自作しているのか*1
最近、若い人が何か事件を起こすと、関係者や本人のプライヴァシー蹂躙の危険を冒してまで、家族関係を初めとする生活史、或いはパーソナリティのような心理に踏み込んだ報道がなされるものだけど、これはそういう周辺情報がすっぽり抜けている。例えば、どういう経緯で「空気銃自作」が発覚したのか。誰が警察に通報したのか。これを書いてしまうと、関係者の生命に危険が及ぶ可能性が高いのだろうか。
さて、日本で1月の巴里*2とかつい先日のコペンハーゲンのような事件が起きないのは、「小沢信者」にせよ熱湯浴にせよ、みんな基本的にはヘタレばかりだということだろう。さらに、跳ね上がり分子がいたとしても、飛び道具の心配をしなくてもいいということはある。しかし、上のように、インターネットによって、武器製造技術が脱秘教化してしまうと、この安心はかなり減じてしまうことになる。